こんにちは。
ハルです!
今回はクワガタ・カブトムシのマットが再発酵しないようにするために私たちに何ができるのか、そもそも再発酵とは何なのかを紹介します。
幼虫飼育や産卵セットを組む際に深く関わってくる内容なので幼虫飼育やマットで産卵セットを組もうとしている方は是非最後までご覧下さい。
・クワガタ・カブトムシ用マットの再発酵について知りたい方
・クワガタ・カブトムシのマットが黄色っぽくなっているけど原因が分からない時
・クワガタ・カブトムシ用マットから異臭がする時
・クワガタ・カブトムシ用マットが高温になってしまっている時
発酵マットの再発酵とは?
まずは再発酵のことを知らないと何のために再発酵を知って予防するのか分からないと思うのでそもそも再発酵とは何なのかを見てみましょう。
この記事で今回取り扱う再発酵とはクワガタ・カブトムシのマットが飼育中に再び発酵することです。
クワガタ・カブトムシを飼育する時に使うマットは一度発酵したマットです。
そのマットが飼育中に再び発酵してしまうことを再発酵と言います。
ではこの再発酵がなぜ起こるのかというとそれはマット内のバクテリアが活発になる環境が整ったからです。
バクテリアが活発に活動すると大量のガス(二酸化炭素)を吐き出します。
この大量のガスを吐き出すことによってマットが発熱し、ケース内も酸欠状態になってしまいます。
バクテリアが活発になる
↓
二酸化炭素を吐き出す
↓
マットが発熱し、ケース内が酸欠状態になる
マットの発熱はクワガタ・カブトムシにとっては致命的
再発酵が起こりやすくなる条件とは?事前に知って対策しよう!
では再発酵の恐ろしさを知ったところで対策をしないと意味がないのでどのような条件が整うと再発酵が起こってしまうのか、その対策方法をお話しします。
再発酵が起こりやすくなる条件1 大きな容器
容器が大きい場合は再発酵が起こりやすくなります。
再発酵が起こる可能性を秘めたマットの総量が多くなるので再発酵する可能性も上がります。
でも大きなケースで産卵セットを組んだ方が産卵数が増えるのも事実なので成虫を入れて再発酵してそう(匂いやマットの色がおかしい)ならすぐに♀や幼虫を取り出して下さい。
もしくは産卵セットを組んでから数日間再発酵しないのを確認してから♀を入れるようにしましょう。
再発酵が起こりやすくなる条件1
・大きな容器(マットの量が多くなるので再発酵の確率も上がる)
再発酵が起こりやすくなる条件2 高温
再発酵が起こりやすくなる条件の2つ目は高温です。
バクテリアも生き物ですから当然寒いよりは温度がある方が活動は活発になります。
※特にケースが大きい場合は温度が上がってしまうと条件1と2が揃うことになるので注意が必要です。
再発酵が起こりやすくなる条件2
・バクテリアが活発になる飼育温度
再発酵が起こりやすくなる条件3 発酵の浅いマットを使用している
発酵の浅いマットは発酵が進んでいるマットに比べると再発酵が起こりやすいです。
発酵が浅いマットは明るい色をしていますが、深いマットは暗い色をしています。
発酵が浅いマット…明るい色
発酵が深いマット…暗い色
再発酵が起こりやすくなる条件3
・マットの発酵が浅い
再発酵が起こりやすくなる条件4 ガス抜きしてない
しっかり発酵しているマットや良いマットを使ったとしても「ガス抜き」をしていないと再発酵が起こる可能性が上がってしまいます。
なので再発酵を抑えるためにもマットを使用する際は必ずガス抜きをしてから使うようにしましょう。
ガス抜きについてはこちらの記事をご覧ください。
再発酵してしまったら?再発酵してしまった時の対処法も知っておこう!
これだけ対策しても再発酵してしまうことがあるかもしれません。
そう聞くと不安になるかもしれませんが、今から再発酵してしまった時の対処法をお話ししますので安心して下さい。
再発酵してしまったらまずはマットや幼虫、卵などの生態を取り出しましょう
生体も一緒に元通りに戻してあげて下さい
もちろん再発酵したということは先程紹介した4つの条件のどれかが当てはまってしまった可能性もあるので先程紹介した4つの条件もしっかり見直してみましょう。
再発酵の確立を上げる4つの条件のおさらい
・容器が大きい
・高温
・発酵の浅いマットを使用している
・ガス抜きをしていない
最後に
今回はマットの再発酵についてお話ししました。
私自身メタリフェルの産卵セットを割り出した時に再発酵してしまっていたせいで卵が取れなかったケースが何ケースかあったので皆さんはそうならないで欲しいと思い、メタリフェルの記事の次にこの記事をすぐに書きました。
再発酵してしまうと最悪卵や幼虫が★になってしまうのでこの記事を読んで対策しましょう!
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