こんにちは。
ハルです!
今回は無添加マットや一次・二次・三次発酵マットや完熟マットなどのマットについての違いを解説します。
マット(クワガタ用の土)に関する基礎知識を細かくまとめているので是非最後までご覧下さい。
この記事を読んで欲しい方
・クワガタをこれから飼育しようと思っている方(初心者の方)
・幼虫、成虫飼育や産卵させるためのマット選びに悩んでいる方
クワガタ用マット(土)の種類は大きく分けて2種類
クワガタ用マットの種類は大きく分けて針葉樹マットと広葉樹マットの2種類あります。
名前から分かる通り針葉樹マットはヒノキなどの針葉樹から、広葉樹マットはクヌギなどの広葉樹から作られています。
針葉樹マットは後で詳しく説明しますが成虫飼育で使われています
クワガタ用マットは大きく分けて2種類
・針葉樹マット…主に成虫飼育で使われる
・広葉樹マット…幼虫・成虫・産卵セット全ての用途に使える
クワガタの幼虫のエサになる広葉樹マット
広葉樹マットはクワガタの幼虫のエサになりますが、その発酵の進み具合で種類ごとに最適なマットが変わります。
まずはどんな広葉樹マットがあるのかを種類ごとに見ていきましょう。
無添加マット
まず最初に紹介する「無添加マット」と呼ばれるマットはシンプルに広葉樹をおがくず状にして発酵もさせず、何も添加していない状態のマットです。
自分でマットや菌糸ビンを作る時の材料となるマットなので市販の既に完成されたマットを使う方は使う機会があまりありません。
無添加マット
・未発酵、無添加のマット
・ただのおがくずなので害虫がわきやすい
・自作マットや自作菌糸ビンの材料となる
一次発酵マット
一次発酵マットとは先ほど紹介した無添加マットを一度発酵させたマットです。
シイタケのホダ木を粉砕して作られたマットも一次発酵マットです
※シイタケ菌によって既に一度発酵した木を粉砕しているから
産卵セットを組む際に使うマットで成虫管理や産卵材の埋め込みマット、幼虫のエサとしても使うことができます。
私が普段使っている「産卵1番」も一次発酵マットです。
一次発酵マット
・無添加マットを発酵したマット、シイタケ栽培後のホダ木を粉砕したマット
・成虫管理や産卵材の埋め込みマット、幼虫のエサになる
二次発酵マット(発酵マット)
一次発酵マットをもう一度発酵させたマットが二次発酵マットです。
一般的には「発酵マット」と呼ばれています。
一次発酵マットよりも色が濃く、一次発酵マットと同様に産卵や幼虫のエサに使えます。
産卵1番同様に非常に使いやすくオススメのマットです。
二次次発酵マット
・一次発酵マットをもう一度発酵させたマット
・成虫管理や産卵材の埋め込みマット、幼虫のエサになる
三次発酵マット(完熟マット)
二次発酵マットをさらに発酵させたマットが三次発酵マットです。
三次発酵マットは完熟マットとも呼ばれ、主にミヤマクワガタなどの幼虫のエサとなります。
何度も発酵させているので色は二次発酵マットよりも濃くて真っ黒に近い色をしています。
この「Uマット」と「Nマット」はマットの中でもかなりの知名度を誇り、専門店やプロの方も使っているマットです。
三次次発酵マット
・二次発酵マットをさらに発酵させたマット
・成虫管理や産卵材の埋め込みマット、ミヤマクワガタなどの幼虫のエサになる
添加マット
最初に紹介した無添加マットとは逆に幼虫に必要な栄養や防虫剤など様々な成分が添加されたマットです。
商品説明欄に無添加と書かれているマット以外のマットは全て何かが添加されているマットです。
三次次発酵マット
・マットに栄養や防虫剤などの様々な成分を添加したマット
微粒子マット
最後に紹介するのは私がいつも使っている微粒子マットです。
これは発酵の状態に関係なく、粒が細かいふかふかのマットのことを言います。
粒子が細かいので飼育ケースに隙間なく固詰めすることができます。
このマットの存在を知るまで私はマットをふるいにかけて細かくしてました(正直かなりしんどくて大変です)
クワガタの種類によってはどれだけマットを飼育ケースに固く詰めることができるかが重要になります
先ほど紹介した産卵1番は一次発酵の微粒子マットです。
クワガタの成虫飼育にオススメな針葉樹マット
クワガタの成虫飼育にオススメのマットは針葉樹マットです。
クワガタ用の針葉樹マットは主にヒノキを原料に作られたマットです。
ヒノキには「ヒノキチオール」と呼ばれる抗菌作用や害虫駆除剤として研究されている「テルペン類」が含まれています。
これらの成分に除菌効果やダニや線虫、コバエなどの害虫忌避効果があります。
さらに、原材料のヒノキにはアンモニア臭の消臭効果があるのでクワガタの尿の匂いを消すことができてヒノキのいい香りもします。
針葉樹マットを使用するメリット
・ダニ・線虫・コバエなどの害虫除け効果
・除菌、消臭効果
・ヒノキの良い香り
成虫飼育にオススメのマットはこちらの記事で解説しています。
私が普段使っている針葉樹マットはYouTubeの相方の山ちゃんがメルカリで販売しているのでこちらから是非購入して使ってみて下さい!
当ブログで紹介しているクワガタは全てこのマットで飼育しています。
ただ、針葉樹マットにもデメリットがある可能性をよく耳にするのでそのデメリットが気になる方はこちらの記事をご覧下さい。
今のところ私は針葉樹マットを使ってクワガタに影響が出たことはありません
クワガタの幼虫飼育にオススメのマット
クワガタの幼虫のエサになるのは広葉樹マットと菌糸ビンです。
種類ごとに最適な飼育方法が違うのでここでは細かいことは言えませんが先ほどの広葉樹マットの解説の時に貼ったオススメのマットのリンクを再度貼っておきます。
産卵1番5ℓ
産卵1番10ℓ
産卵1番60ℓ
基本的にこの3種類のマットのどれかを使えば間違いないと言っても過言ではありません。
クワガタの種類ごとのオススメのマットはこちらの検索欄からクワガタの名前を入れて検索して下さい
最後に
今回は無添加マットや一次・二次・三次発酵マットや完熟マットなどのマットについての違いを解説しました。
クワガタの種類ごとに飼育方法やオススメのマットが全然違うので是非この記事やその他の種類ごとの細かい解説記事を参考にしてマットを選んで下さいね。
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