こんにちは。
ハルです!
今回はクワガタ・カブトムシ飼育で1番重要なマットの水分調節の方法を解説します。
クワガタ・カブトムシを飼育する時に1番重要なポイントであり、難しいポイントは水分調節と言っても良いレベルで1番初心者にとって重要だけど難しいポイントだと思います。
クワガタ・カブトムシ飼育は水分・温度調節さえしておけばゼリーを切らさず置いておくだけで十分に長生きしてくれます。
その1番重要な温度調節・水分調節の水分の方を今回この記事で徹底的に解説していきます。
この記事を読んで欲しい人
・クワガタ・カブトムシ飼育初心者
・クワガタ・カブトムシ用マットの水分調節について詳しく知りたい方
・クワガタ・カブトムシをブリード(産卵)したい方
初心者が最初につまずくポイントー水分調節
私はクワガタ・カブトムシを現在(大学3年生時点)170匹近く飼育しています。
なので周りの友達がクワガタ・カブトムシをたまたま拾って飼育することになった時はまず私に飼い方を聞いてきますがほとんどの友達が水分調節で失敗をしています。
しかも私に言われるまで水分調節に失敗していることに気付いていないこともあります。
クワガタ・カブトムシ飼育を始めてこの記事に辿り着き水分調節の大事さについて知るだけでも大きく大切なクワガタ・カブトムシの寿命が延びるはずです。
水分調節で失敗する失敗のパターンは大きく分けて2つです。
初心者が水分調節で失敗するパターン
・水分が多すぎる(水分過多)
・水分が少なすぎる(乾燥)
水分が多すぎる(水分過多)もしくは水分が少なすぎる(乾燥)の2つです。
この記事では2つのパターンを細かく解説してから最後に水分調節のやり方を解説していきます。
失敗パターン1‐マットの水分が多すぎる(水分過多)
マットの水分量が多すぎると起こってしまう問題を解説していきます。
水分過多により起こってしまうことの1つ目はマットが腐ってしまうことです。
生き物を飼育しているのですから当然マットが腐って良いことなんて起こるはずもなくデメリットだらけです。
マットが腐ることで起こるデメリット
・とにかく臭い
・マット内が酸欠になる
・マットに線虫やダニ、雑菌が沸く
・クワガタ・カブトムシが卵を産まなくなる
マットが腐ってしまうと色々とデメリットがありますが1番大きいデメリットは個人的に匂いだと思います。
マットが腐ってしまうと色が黄色っぽくなるのですぐに腐ってしまったと分かるのですがその色が変わった部分はケースから出さなければなんともありませんが、ケースから出した時に部屋中に充満するほどにめちゃくちゃ臭いです。
私も子供の頃クワガタ・カブトムシを飼育していて臭いと親に言われて事がありましたが今思えばマットが腐っていたからだと思います。
正しく飼育していればクワガタ・カブトムシはそこまで匂いは気にならないはずなのでクワガタ・カブトムシを買っている方は家族に怒られないように水分調節頑張りましょう。
失敗パターン2‐マットの水分が少なすぎる(乾燥)
次はマットの水分が少なすぎると起こる問題を解説していきます。
そもそもクワガタは乾燥に弱いので乾燥状態が続くと★になってしまう可能性が高くなってしまいます。
乾燥していると産卵することも無いので水分過多と同じでデメリットしかありません。
しかも乾燥の場合は水分過多よりも直接死につながる可能性が高いので特に注意が必要です。
クワガタ・カブトムシの突然死に関してはこちらの記事で紹介しています。
クワガタ・カブトムシ飼育での必須スキル!!‐水分調節の正しいやり方(幼虫飼育、産卵セット編)
ではいよいよクワガタ・カブトムシ飼育の正しい水分調節の方法を画像付きで解説していきます。
※産卵させる場合は種類によっても水分量には好みがあります
基本的に最初の水分調節ができていればあとは保湿性の高い飼育ケースでそれを維持するか乾燥しないように霧吹きをするかのどちらかで大丈夫なのでここでは最初の生体を入れる際の水分調節について解説します。
用意する物
・マット
↑私のオススメはこの産卵1番です。
・水
・飼育ケース
↑私のオススメはこのクリアスライダーです。
・マットと水を混ぜるための衣装ケースやバケツなどの大きい入れ物
この記事では「土を混ぜるための容器」と呼びます
まずはマットを「土を混ぜるための容器」に入れます。
次に水を少しずつ入れて水分調節をします。
マットの水分量は手で握って確かめながら調節していきます。
この画像のように手にマットを取り、握ってみて下さい。
↑このように握ってもボロボロ崩れるなら水分が少なすぎます。
↑握った時に水が染み出してくるなら水分が多すぎます。
↑握った時にボロボロ崩れず、水も染み出さず手の形ができるくらいの水分量がクワガタ・カブトムシ飼育において適切な水分量です。
適切な水分量になったら飼育ケースに詰めていきましょう。
今回は水分調節の記事なので飼育ケースにマットを詰める部分はこちらの記事をご覧下さい。
水分調節のポイントまとめ
・握った時にボロボロ崩れる→水分量が少ない
・握った時に水が染み出してくる→水分量が多い
・握った時に上2つが起こらず、握った形にマットが固まる→適切な水分量
クワガタ・カブトムシ飼育での必須スキル!!‐水分調節の正しいやり方(成虫飼育編)
次に成虫を飼育する際の水分調節の方法を紹介します。
クワガタ・カブトムシ用マットの水分調節方法
まずはクワガタ・カブトムシ用マットで成虫を飼育する際の水分調節の方法を解説します。
解説と言っても幼虫飼育、産卵セットの時の水分調節の方法と全く同じです。
幼虫飼育、産卵セットの際は大量のマットを使いましたが成虫飼育の際は成虫が潜れるくらい(数㎝程度)薄くマットを引くだけでOKです。
あとは乾燥したと感じたら表面を霧吹きしてあげるだけです。
針葉樹マットの水分調節
次に針葉樹マットを使用した際の水分調節の方法を解説します。
これが針葉樹マットです。
針葉樹のいい香りでダニの発生を抑えてくれる成虫飼育に最適なマットです。
これが水分調節前の様子です。
針葉樹マットの水分調節は飼育ケースに入れてから霧吹きするだけで大丈夫です。
マットの表面が湿ったと感じる程度に3~5回ほど霧吹きをしましょう。
これが霧吹き後の様子です。
表面が湿っているのが分かると思います。
あとは普段の飼育でこの状態を維持するだけです。
表面が乾燥してきたら霧吹きをしましょう。
霧吹きの頻度などに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
針葉樹ペレットの水分調節
最後に針葉樹ペレットを使用した際の水分調節の方法を解説します。
私はクリアスライダーラージを使用しているので今回入れるペレットや水の量はクリアスライダーラージ用です。
2匹飼育する場合はあらかじめクリアスライダーの付属品であるセパレーターで半分に仕切ってからペレットを入れましょう。(ペレットを入れてから仕切ろうとするとうまくいきません)
手順1で入れるペレットの量はこのくらいです。
大体ケースが一面埋め尽くされるくらいです
ペレットは2ヵ月に1度くらいのペースで交換しましょう。
手順2ではペレットを加水します。
水を入れると…
少しずつ膨らんできているのが分かりますか?
数分かけて少しずつ膨らみますので膨らんできたらケースを揺らしたりして整地しましょう。
ケース一面のペレットに対して水約200mlくらいが目安です
最後に
今回はクワガタ・カブトムシ飼育の時に1番重要な水分調節について解説しました。
水分調節に失敗するとクワガタ・カブトムシが★になってしまうリスクが跳ね上がったり、マットが腐って異臭がしたりと問題がたくさん起こってしまうのでこの記事を何度も読み、マットの水分調節の方法をしっかりと覚えて下さい。
水分調節の方法自体は簡単なやり方ですが実際にやってみないと上手にならないのでたくさん経験を積んでクワガタ・カブトムシ飼育を楽しみましょう。
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