羽化したばかりの繊細なクワガタ・カブトムシの扱い方

こんにちは。

ハルです!

今回は羽化したばかり繊細なクワガタ・カブトムシの扱い方を紹介します。

初めて羽化したばかりのクワガタ・カブトを見た方はおそらく元気が無いけど大丈夫なの?エサ与えても食べない!など色々なことを心配してしまうと思います。

でも実は羽化したばかりの個体はその状態が普通なのです。

この記事を読めば羽化したばかりの個体に元気が無さそうに見える理由と管理法が分かるので是非最後まだご覧下さい。

スポンサーリンク
目次

羽化したてのクワガタの扱い方は3パターンの状況によって変わる

羽化してからのクワガタの扱い方は大きく分けて3つの状況によって扱い方が変わってきます。

3つの状況

・自力ハッチ→普通の成虫と同じ扱いでOK

・人工蛹室で管理していた蛹の羽化→羽化してから何日経っているのかで扱い方を変える

・いつ羽化したのか分からないけど人間が蛹室から成虫の状態で掘り出した場合→体の色などからいつ羽化しかのか推測して管理する

ではここから自力ハッチについてと自力ハッチ以外の2パターンの場合はどのように管理すればいいのか羽化してからの期間別に紹介します。

自力ハッチとは?

まずは自力ハッチと言われてもピンと来ない方のために自力ハッチについて解説します。

自力ハッチとは羽化したクワガタ・カブトムシが自力で蛹室から出てくること

自力ハッチしてくる個体は成虫の体を完全に完成させた状態で出てくるので普通の成虫と同じ扱いをすることが出来ます。

つまり、ゼリーもすぐに食べるし体も丈夫だということです。

自力ハッチとは?

クワガタ・カブトムシが羽化後蛹室内でしっかりと準備を整えてから地上に自力で上がってくること

自力ハッチの個体の扱い方

羽化してから準備を整えて自分から地上に上がってきているので普通の成虫と同じ扱いで大丈夫

羽化したてはまだ成虫の体の大切な準備期間

今回は羽化してから後食を開始するまでの期間を羽化したての個体として説明します。

つまり、自力ハッチの個体はこの記事では羽化したての個体として扱いません

後食というのは成虫になって初めてエサ(ゼリー)を食べ始めた状態のこと

haru

実は成虫になってすぐエサを食べ始めるわけではないんです

後食が分からない方や後食について知りたい方はこちらをご覧ください。

あわせて読みたい
羽化したてのクワガタ・カブトムシがゼリーを食べないのはなぜ?後食とは こんにちは。 ハルです! 今回はヤフオクやショップでクワガタ・カブトムシが販売されている時によく書かれている後食、未後食とは一体何なのかを紹介します。 後食に関...

後食が始まるまでは種類や温度にもよりますが約1ヶ月程です。

寿命が短い種類は後食までの期間も短く、寿命が長い種類は後食までの期間も長い傾向があります。

この1ヶ月間はいわば成虫の体に慣れ、成虫としての生活を元気に送るための準備期間なのでそっと見守るようにしてあげて下さい。

haru

この期間中にクワガタ・カブトがエサを食べないのは弱っているからではなく至って普通のことなのです

自然界では普通この準備期間中は蛹室の中、つまり土の中でじっとしているのですが、飼育下ではこの準備期間に掘り出して飼育することがあると思うので間違って掘り出した場合や観察したくて掘り出した方のための解説になります。

haru

1番いいのはクワガタ・カブトムシが準備を終えて自分から出てきてくれる(自力ハッチ)まで待つことです

ここからはその1ヶ月の準備期間私たちが何をすべきなのか何をしてはいけないのかを期間別に紹介します。

絶対に触らないで!繊細すぎる羽化直後の個体(羽化~1、2週間)

羽化したばかりのクワガタ・カブトがまずすべきことは自分の体を乾かすことです。

羽化したばかりの時はまだ色もついておらず白色や赤色をしているのでまずは体を乾かして体を固まらせます。

この時のクワガタ・カブトはとても繊細で少しでも衝撃を加えたり触ったりすると★になってしまったり体が凹んでしまいます。

昆虫は固い外骨格で覆われているので成虫になるとそれ以降成長することはありません。

1度でも体が凹んでしまったり羽化不全を起こしてしまうともう治らないので絶対に触らないで下さい

体の色がまだ白や赤色の羽化したてのクワガタ・カブトムシの扱い方

絶対に触らない

色がついても油断は禁物!まだまだ繊細な羽化後2週間~後食まで

ここからは羽化後2週間~後食までの管理方法や注意点の解説です。

羽化して2週間は体はある程度固まっていますが内蔵器官などがまだしっかりしていないので触りすぎると突然死してしまう原因になってしまいます。

他の突然死の原因が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

あわせて読みたい
クワガタ・カブトムシの突然死はなぜ起こるのか?原因&対処法 こんにちは。 ハルです! 今回はクワガタを飼育している上で1番と言っていいほど悲しい突然死について紹介ます。 こちらの記事で紹介した本家グリーンピカールのニジイ...

体もある程度固まっているとはいえやはりまだ油断は出来ないのでもし蛹室を壊してしまっている場合は画像のように湿らせたティッシュや湿らせたおがくずなどで管理しましょう。

羽化後2週間~後食までのクワガタ・カブトムシの扱い方

湿らせたティッシュやおがくずなどを入れたプリンカップなどで管理

そして種類や温度にもよりますが羽化してから約1ヶ月経ち、後食が始まりそうになったら飼育用のケースに移してゼリーを与えてあげて下さい。

後食する時期を見極める方法

・羽化してから1ヶ月程度経過している(種類や温度などで)

・エサを探して動き回るのでティッシュがボロボロになる

・自力で蛹室から出て地上に上がってくる

・余分な水分を体から出し、ケースが汚れる

スポンサーリンク

最後に

今回は羽化したばかり繊細なクワガタ・カブトムシの扱い方を紹介しました。

羽化したばかりのクワガタ・カブトは弱っているように見えてしまうのですが実際はそんなことは無く、体を乾かしたり成虫としての生活を元気に送るための準備をしているだけの場合が大半なのでゼリーを食べていなくても弱っているように見えても心配せずに見守ってあげて下さい。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次