クワガタ・カブトムシ飼育に適したワインセラーの選び方

こんにちは。

ハルです!

今回はクワガタ・カブトムシ飼育に適したワインセラーを選ぶときの注意点や選び方などを紹介します。

クワガタ・カブトムシを飼育する際に重要なのは温度管理です。

特に低温種と呼ばれる低温管理が必須となる種類を飼育する時に自分の部屋を年中19℃に保つことなどは不可能なのでそのような種類を飼育する時に必ずと言っていいほどワインセラーが必要になります。

無理して自分の部屋のエアコンを使ってクワガタ・カブトムシのために温度を調節すると自分が風邪を引いたり病気になったりしてしまうので絶対にやめましょう。

目次

ワインセラーが必要になる低温種と呼ばれる存在

クワガタやカブトムシの中には元々寒い地域に住んでいる種類もいてそれらは飼育下でも低温を好むので低温種と呼ばれています。

低温種は低温で管理しないと産卵しなかったり寿命が縮まったりしてしまいます。

そのため低温で管理する必要があるのです。

低温種は私が飼育している個体で言うとネパールコクワガタやアローコクワガタなどです。

ネパールコクワガタ・アローコクワガタの記事はこちらです。

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低温種を飼育する時以外にもカブトやクワガタの幼虫は低温でじっくり飼育した方が同じ場所に留まってエサを食べてくれるので動き回る分のエネルギー消費を抑えることができ、成虫になった時に大きな個体が生まれてきやすくなります。

haru

ちなみにワインセラーは密閉されるから酸欠にならないか心配になる方もいるかもしれませんが今のところワインセラーの中で酸欠になった個体はいません

クワガタ用にワインセラーを選ぶ時の注意点

普通にワインを入れる目的でワインセラーを選ぶ時とクワガタ用にワインセラーを選ぶ時では当然選び方が変わってくるのでクワガタ用にワインセラーを選ぶ際の注意点を紹介します。

ワインセラーで設定できる温度の幅

クワガタ飼育で設定する温度は16℃~25℃くらいです。ワインセラーは低温種や幼虫を低温で管理することが目的なので16℃~23℃くらいの温度が設定できれば十分です。

haru

低温種でないクワガタはワインセラーから出して常温管理すれば問題ないですからね

でも一般的にワインは13℃~15℃くらいで保管する物なのでワインセラーもそれくらいの温度設定をするために作られています。

なのでワインセラーの設定温度を見てみると4℃~22℃や4℃~18℃など設定できる温度はワインセラーによっても違います

下は何度設定でも良いですが上は22℃や23℃までの温度設定ができるものが理想です。

設定できる温度をチェックする

22℃~23℃まで温度調節ができるものが理想

ワインセラーを設置する場所

ワインセラーを選ぶ時に温度面で注意すべき点は他にもあります。

それはワインセラーを設置した場所の外気温です。

ワインセラーは外気温の影響を大きく受けてしまいます

例えば私の家のワインセラーは外気温が高い時はきちんと温度設定することが出来ますが、温度が低い時は冷却機能しかついておらず加温機能がついていないので外気温が低い時は温度設定をすることが出来ません。

このようにワインセラーには冷却機能がありますが加温機能は無い場合が多いです。なので寒い地域でクワガタを飼育する方は加温機能付きのワインセラーを選ぶといいかもしれません。

逆に暖かい地域や日本の普通の温度の場所では普通のワインセラーで大丈夫です。

普通のワインセラーでも例えば冬場暖房をつけて外気温を高くしておく、ワインセラーの中に爬虫類用のパネルヒーターを入れるなどの対策をすることが出来ます。

ワインセラーを設置する場所の外気温をチェック

ワインセラーには冷却機能はあるが加温機能は無い場合が多い(加温機能が付いているものもある)

冬・寒い地域

・加温機能の付いているワインセラーを選ぶ(コンプレッサー式)

・爬虫類用のパネルヒーターを入れる

・暖房で部屋を暖かくしておく

夏・暖かい地域

・冷却機能の高いワインセラーを選ぶ(ワインセラーは基本的に冷却機能が高いのでそれほど気にする必要なし)

・冷房で部屋を涼しくしておく

ワインセラーの容量

クワガタを入れるためには容量も見ておく必要があります。ワインセラーが小さすぎるとクワガタを入れることができないので注意しましょう。

私は容量が60ℓのワインセラーを使っていますが大体クリアスライダーラージサイズが5個と小さいケースが少し入る程度の大きさです。

成虫だけを小さなケースに入れて飼うだけ・産卵セットを5ケースだけ・幼虫を800㏄のボトルに入れて多数飼育程度なら60ℓでいいかなという感じですがパラワンやスマトラなどの大型になるクワガタやカブトの幼虫を多数飼育しようと思うと60ℓではスペースが足りないと思いました。

haru

私はこのワインセラーを使っています

買おうとして調べたら出てくる謎の用語!「ペルチェ式」・「コンプレッサー式」

私がクワガタ用にワインセラーを購入しようとした際に「ペルチェ式」・「コンプレッサー式」という専門用語が出てきました。

ワインセラーを購入する際にこの「ペルチェ式」・「コンプレッサー式」について知っておく必要があるので一緒に見ていきましょう。

「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」というのはワインセラーの冷却方法のことです。

この2種類の冷却方法にはそれぞれメリット・デメリットがありますが基本的にはコンプレッサー式が優れています

では見ていきましょう。

ペルチェ式ワインセラーのメリット・デメリット

まずペルチェ式の1番のメリットとして製品価格が安いことが挙げられます。

そしてコンプレッサー式と違って運転中は静かで振動する心配もありません

でもその代わりのデメリットとして電気代が高くなってしまうことと冷却機能がコンプレッサー式に比べると劣っていることが挙げられます。

でもこのデメリットは夏場冷房の効いた部屋に設置することでカバーすることが出来ます

他にも冷却機能が低く休む間もなく稼働するので機械自体の寿命が短い(壊れやすい)というデメリットがあります。

壊れた場合ペルチェ式ワインセラーを自宅まで来て修理してくれる業者がほとんどないので壊れたら買い替える必要があるので結果的にコンプレッサー式ワインセラーより割高になってしまいます

ペルチェ式ワインセラーのメリットペルチェ式ワインセラーのデメリット
メリット
・製品価格が安い
・運転中は静かで振動する心配もない
デメリット
・電気代が高くなる
・冷却機能が低い
・冷却機能が低く休む間もなく稼働するので機械自体の寿命が短い(壊れやすい)
haru

ワインセラーを廃棄処分する際に粗大ごみとして廃棄することはできず、廃棄処分費と運賃で1万程度かかります

ワインセラーは「家電リサイクル法」に基づいた使用者による適切な処分義務があるので廃棄処分費が高くても必ず適切に処分するようにしましょう。

haru

私はペルチェ式ワインセラーを使っていますが冷却機能が低いと感じたことは特にありません

↑私が使っているワインセラー

コンプレッサー式ワインセラーのメリット・デメリット

先ほどのペルチェ式ワインセラーの章で比較しながら話たのでもう話すことがあまり残ってはいませんが分かりやすいようにまとめておきます。

コンプレッサー式ワインセラーのメリットコンプレッサー式ワインセラーのデメリット
メリット
・電気代が安い(省エネ)
・冷却機能が高い
・冷却機能が高いので壊れにくい
デメリット
・製品価格が高い
・コンプレッサーの音が大きくうるさい

ペルチェ式・コンプレッサー式電気代はどれくらいかかる?

具体的な電気代はどれくらいかかるのか気になると思うので見てみましょう。

電気代の細かい計算はややこしく製品によっても異なるのでここでは大体年間どのくらいなのかで紹介します。

ペルチェ式収納本数18~20本(60ℓ)

年間15000円程度

コンプレッサー式収納本数18~20本(60ℓ)

年間5000円程度

haru

あくまで目安!製品や容量、設置環境によってもかなり変わるので正確な数字が知りたい方は調べて計算してみて下さい

もし冬場にワインセラー内に爬虫類用のパネルヒーターを入れて温度管理する場合はパネルヒーターの電気代の方が高くつきます。

どっちがオススメ?ペルチェ式?コンプレッサー式?

結果的にペルチェ式とコンプレッサー式のワインセラーを比較すると製品価格が安いペルチェ式も使い続ければ電気代や壊れた時の廃棄処分費などの面から最終的にはコンプレッサー式と同じくらいのコストが掛かってしまします。

コンプレッサー式ワインセラーは製品価格は高くても高性能で大型の物が多いので購入するならコンプレッサー式ワインセラーを購入することをオススメします。

ペルチェ式は初期費用を安く抑えたい初心者向け

コンプレッサー式は電気代や大型で性能の良さの面を重視する中級者向け

容量・冷却方法などで厳選!オススメのワインセラー8選!!

さてここからは私が調べた中でこれはクワガタ・カブト飼育に適している!と思ったワインセラーを紹介します。

ペルチェ式ワインセラーのオススメ

まずは私が今使っているワインセラーです。温度設定が4℃~22℃なので温度設定がクワガタ飼育にとてもよく、容量は60ℓで縦長のスマートなフォルムなので邪魔になりにくいです。

容量60ℓはクリアスライダーラージが5ケースと小さいケースが何個か入る程度の大きさなので大型のクワガタの幼虫を飼育する方や低温種の産卵セットを大量に組む方には小さいと思います。

なのでこれから低温種を飼育し始める方の一番最初のワインセラーには向いていると思います。ペルチェ式なので真横で寝てますが音も全然気になりません。

次はPlusQと呼ばれるブランドのものを2種類容量別に紹介します。

まずは容量22ℓのワインセラーです。小型ですが温度はしっかり22℃まで管理できるので是非お試しでワインセラー1台目を購入する方やあまり数を飼わない方にオススメです。

こちらも同じPlusQです。容量は60ℓで私が今使っているワインセラーと同じです。

このワインセラーの特徴は何と上の段と下の段で温度を変えることが出来る!

つまり1つのワインセラーで2つの温度を作り出すことが出来るので小さいワインセラーで2種類の温度帯のクワガタを飼いたい場合はかなりオススメです。

コンプレッサー式ワインセラーのオススメ

ここからはコンプレッサー式ワインセラーでPlusQというブランドのものを4つ容量別に紹介します。

この記事を書く時に皆さんにクワガタ用のワインセラーで最適な物を紹介するために色々調べましたがこのPlusQというブランドはかなりいいと思いました。

haru

私が今使っているルフィエールもオススメです

こちらは56ℓのコンプレッサー式ワインセラーです。温度は20℃まで管理と少し先ほどまでのペルチェ式に比べると温度設定の幅が狭いです。

こちらは容量76ℓで温度設定は20℃までです。

こちらは容量93ℓで温度設定は20℃までです。

こちらは容量176ℓで温度設定は20℃までです。

こちらの温度設定は5℃~22℃とクワガタ・カブト飼育に最適な温度を保つことができて今回の記事で絶対的にオススメと紹介したコンプレッサー式となっています。そして容量も240ℓとかなり大型なワインセラーですがクワガタ・カブトを飼育していると楽しくなって気が付けばどんどん数が増えていくのでこれからクワガタ・カブトをたくさん飼いたい方や新しいワインセラーに買い替えようとしている方にオススメです。

最後に

今回はクワガタ飼育にオススメのワインセラーを紹介しました。クワガタ飼育にのめり込んでき始めると欲しくなってくるワインセラー。

それほど安い買い物でもないので慎重に選びたいと思い、私の使用してみた感想も交えつつ解説しました。

是非ワインセラーを購入して私と一緒に低温種の飼育を楽しみましょう。低温種はどれもクセがあって楽しいですよ!

文字よりも動画で見たい方はこちらの動画をご覧ください。

まだチャンネル登録していない方はチャンネル登録・高評価よろしくお願いします。

山ちゃんが自作冷温室を作る方法も解説してくれたので是非そちらもご覧下さい。

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