こんにちは。
ハルです!
今回はクワガタ、カブトムシ飼育で厄介なコバエの対策などについてお話しします。
コバエが発生すると家の中で飼育している時などは本当に気持ち悪くて嫌な気持ちになると思います。
この記事を最後まで読んで楽しくクワガタ・カブトムシ飼育をしていきましょう!
この記事を読んで欲しい方
・クワガタ・カブトムシ飼育をしている方
・コバエ対策をしたい方
・コバエが既に発生してしまった方
クワガタ・カブトムシ飼育で発生するのはどんなハエ?
まずはクワガタ・カブトムシ飼育でどんなコバエが発生するのかを紹介します。
クワガタ・カブトムシ飼育で発生するコバエは大きく分けて2種類です。
果物に集まるショウジョウバエ
まず紹介するのはショウジョウバエです。
名前は聞いたことあるのではないでしょうか。
流石に気持ち悪いと思うので画像は載せませんが体が黄色っぽくて目が赤色のかなり小さいハエです。
このハエはフルーツや生ごみにわくのでクワガタ・カブトムシ飼育ではあまり発生しませんが…
昆虫ゼリーではなく果物を与えているとショウジョウバエが発生する可能性が高くなりますので注意しましょう。
クワガタ・カブトムシ飼育では基本的に昆虫ゼリーを与えましょう
もし飼育ケースで発生して家の中のゴミ箱や三角コーナーに移り、そこで再発生してしまうと本当に厄介です!
逆も同じです。
成虫は1日30~50個の卵を死ぬまでに数千個産みます。
そして生まれた個体はたった10日程度で成虫になるので気が付いた頃には大量発生してしまいます。
ショウジョウバエの基本情報
・体長:2~3㎜
・生息場所:家の中では生ごみや三角コーナー、果物などに集まる
・活動時期:4~11月(暑すぎる真夏は活動が鈍る)
・成虫は1日30~50個の卵を死ぬまでに数千個産む
・産卵から約10日で羽化する
・寿命30~60日
・病原菌は媒介しない
いつの間にかマットに大量発生しているキノコバエ
先ほどのショウジョウバエは基本的に外部から入ってきて発生しているので侵入経路を潰せばいいのですがここで紹介するキノコバエはマットに元々潜んでいる厄介なハエです。
森林に生息しているコバエなので土が大好きでクワガタ・カブトムシのマットや観葉植物の土など土があれば発生する可能性がある恐ろしいハエです。
私自身1番このキノコバエに悩まされています。
1~2㎜ほどの黒くて小さなハエなんですが、気が付くとケースの中で大量発生しています。
そしてそれに気が付かずケースを家の中で開けた日にはもう終わりです笑
キノコバエ
・体長:1~2㎜
・生息場所:森林や畑など
・活動時期:1年中(特に30℃以上湿度70%以上の高温多湿を好むので梅雨~夏にかけて最も多く発生)
・1度に数百の卵を産む
・産卵から約2~4週間で羽化する
・寿命4~10日(短ければ数時間)
・病原菌は媒介しない
マットが新品でも既にコバエは潜んでいる!
たとえマットが新品だとしても油断はできませんよ!
既にコバエはマット内に潜んでいます。
その理由は2つあります。
新品のマットにもコバエがいる理由
・マットの製造過程で侵入している
・マットは再発酵防止のために袋に小さな穴が開いていてその穴からコバエが侵入する
特にキノコバエはマットが大好物なので既に侵入していても何もおかしくはありません。
ではどうすれば良いのかここから見ていきましょう!
コバエの予防方法1‐飼育ケース
さて先ほど紹介した恐ろしいハエどもを家の中に招き入れないために対処法をいくつかご紹介します。
まずは飼育ケースに細工をしたり、飼育ケースそのものを変えることで対応するやり方です。
私のオススメはクリアスライダーとコバエシャッターです。
クリアスライダーも同様にコバエが侵入する隙間がありません。
侵入できないのでショウジョウバエは99%発生しません!
もちろんキノコバエのように最初からマットに潜んでいる場合も考えられますが、その場合でもコバエがケース中から外に出ることが出来ないので人がケースを開けない限りは家の中に解き放つ心配はありません。
クワガタ・カブトムシ飼育で1番オススメのケースなので是非使ってみて下さい。
クリアスライダー購入はこちらから
コバエシャッター購入はこちらから
オススメの飼育ケースはこちらの記事で紹介しています。
全員クリアスライダーとコバエシャッターのどちらかを使ってくれ!と言いたいところですが…
他の飼育ケースを使う方もいると思うので蓋に侵入経路がある百均の飼育ケースを例に出して対処法を解説します。
こんな感じで蓋からコバエが侵入できてしまう飼育ケースもたくさんあると思います。
このようなケースの場合は蓋から侵入してくるので蓋とケースの間にコバエ防止のシートを挟むことで侵入を防止できます。
コバエ防止シートが不織布でできている場合はクワガタが絡まる可能性もあるので定期的に様子見しましょう!
このシートは新聞紙でも代用できます。
新聞紙が家にある方は新聞紙を蓋の間に挟みましょう。
保湿性も高まるのでオススメです。
コバエの予防方法2‐エサは昆虫ゼリーを使う
これは主にショウジョウバエ対策です。
ショウジョウバエは先ほど紹介した通り、果物などに集まります。
つまり、エサに果物を使わなければ集まってきません。
コバエの予防方法3‐マットを針葉樹マットに変える
次はキノコバエ対策です。
キノコバエはマットに潜んでいるのでそもそもマットを針葉樹マットやおがくずに変えて飼育すれば発生しません!
しかもダニも発生しなくなるので一石二鳥です。
ただ、産卵セットや幼虫のケースはどうしてもマットを使う必要があるのでこの方法は通常の成虫飼育限定です。
ハスクチップでも大丈夫です。
コバエの予防方法4‐マットの選び方
お店でマットを選ぶ時にもコバエを予防するための注意点があります。
マットは専門店などで販売されているちゃんとしたマットをオススメします。
ホームセンターや百均などで売られているマットに比べて圧倒的にコバエの発生が少ないです。
オススメはフォーテックさんやRTNさんなど大手専門店のマットです。
もし専門店やそれ以外のお店で買う場合でも明らかに古そうなマットは選ばないようにしましょう。
コバエの予防方法
・信頼できるメーカーのマットを使う
・古いマットは買わない
コバエの予防方法5‐購入したマットは早めに使い切る
先ほど古いマットは買わないようにしましょうとお伝えしましたがもちろん購入したマットも劣化する前に早めに使い切りましょう。
時間が経つほどマットが劣化し、クワガタ・カブトムシ飼育に適さなくなり、コバエがわく可能性も上がってしまいます。
購入したマットは1ヵ月以内に使い切りましょう
基本的に購入してから3ヵ月以上経ったマットは使わず処分です。
コバエの予防方法6‐飼育ケース内を清潔に保つ
飼育ケース内の湿度が高い、エサの食べ残しがこぼれてる、死んでもそのままなど飼育ケース内が不衛生であればあるほどコバエが発生しやすくなってしまいます。
逆に湿度を適切に保ち、エサを交換するなど普段からしっかりと世話をしていればコバエは発生しにくくなります。
注意点
・マットの水分量は多くなりすぎないようにする
・エサの食べ残しはすぐに回収してマットが汚れていたら交換する
・定期的なマット交換、ケースの掃除
・死んだら死体はすぐに回収して埋葬する
コバエが沸いた後の対処法1‐マットを全て交換して飼育ケースを洗う
もし飼育ケース内にコバエが発生したら絶対に飼育ケースの蓋を開けないようにしましょう!
家の中で開けたら家にコバエが解き放たれてしまい…
ケース内にコバエが沸いているのを見つけたら必ず家の外でケースを開けましょう。
もちろんマットにはコバエの卵や幼虫がいるのでクワガタを取り出してからマットは全て処分です!
新しいマットに交換して飼育ケースも綺麗に洗いましょう。
コバエが発生した後の対処法
・マットを全て処分して飼育ケースも綺麗に洗う
コバエが沸いた後の対処法2‐マットを冷凍または電子レンジでチンする
先ほどコバエが沸いたらマットは全て処分と言いましたが処分したくない方のためにマットを再利用する方法も解説しておきます。
もちろんコバエだけでなくクワガタ・カブトムシにとって良い影響を与える微生物も死んでしまうので私はあまりオススメはしません。
マットを処分したくない方はマットを冷凍するか電子レンジでチンするかどちらかしてマット内のコバエを全て殺して下さい。
冷凍の場合
・マットが完全に凍るまで冷凍してから解凍(この工程を2回繰り返す、もしくは30日以上冷凍するとより効果アリ)
電子レンジでチンの場合
・袋に入れて5~10分電子レンジでチン
レンジでチンしたマットは劣化が早いので早めに使い切りましょう
一応新品のマットで同じことをするとコバエやダニ予防にもなるので気になる方はやっておいてもいいかもしれません。
コバエが沸いた後の対処法3‐コバエホイホイを置く
これは家の中にコバエが解き放たれてしまった場合の対処法です。
コバエホイホイに頼らないようになることを願っております笑
ちなみに殺虫剤などはクワガタに悪影響があるので絶対に使わないように!
最後に
今回はクワガタ・カブトムシ飼育で厄介なコバエの対処法を解説しました。
かなり長くなってしまいましたがその分コバエに関してはこの記事を読めば完璧と言えるレベルに仕上がりました!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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