ネパールコクワガタ(ネパレンシス)幼虫の飼育方法!幼虫~蛹~羽化まで

こんにちは。

ハルです!

今回は黒光りする世界最大級のコクワガタであるネパールコクワガタ、通称ネパレンシスが羽化したので紹介します。

13ヵ月かけて待望の羽化です。今回羽化してきたネパレンシスは初めて産卵させて初めて幼虫飼育したので分からないことだらけでしたがその飼育で苦労したことを皆さんに共有していきたいと思います。

ネパレンシスの産卵セットを組んだ様子はこちらの記事で紹介しています。

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目次

ネパレンシス幼虫飼育‐初令幼虫~蛹まで

初令幼虫の飼育方法は前回記事でまとめていますがここでもざっくり幼虫飼育のことを知りたい方向けに復習しておきましょう。

ネパレンシスの初令幼虫飼育で注意する点

・オウゴンオニやタランドゥスといったカワラ産卵系以外には採卵はあまり行わない

・カワラ菌糸で飼育をする

・カワラ菌糸ビンを用意するまでの間マットで管理することもできるが発酵が浅く、無添加の物を使用する

・初令幼虫は些細な水分でも溺れてしまうので水分は少し少なめにする

・プリンカップなどに入れてマットで管理する際にはマットを固めに詰める

・温度は18~22℃くらいの間で管理をするのがベスト! 24℃ぐらいまでなら無事に飼育できる

初令幼虫で注意するべき点はこんな感じです。

私は2令幼虫になってからフォーテック様のG-POTカワラ850㏄に投入しました。

そしてワインセラーに入れて温度を18℃設定にして飼育していました。

haru

ネパレンシスの飼育では温度管理が重要になるので私が使っているワインセラーを貼っておきますね

他にもオススメのワインセラーをワインセラーの選び方と一緒にこちらの記事で紹介しています。

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この記事で詳しく説明しているのですがワインセラーの中には外気温が寒い時に保温機能が付いていないものがあります。

私が使っているワインセラーがその保温機能が付いていないタイプなので本当は冬場になると中に爬虫類用のパネルヒーターを入れる、暖房を付けて外気温を上げるなどして冬場でも温度を18℃前後に保つ工夫をする必要があったのですが、低温種だし寒い分は大丈夫だろうと思い、冬場はワインセラーで管理してはいるものの中の温度は5℃~13℃程度と完全に冬の常温管理と同じような温度になっていました。

そのせいか菌糸ビンに入れてから半年の間は食痕が見えているボトルが1本しかありませんでした。

流石にその1本以外は★になっているかなと思ったのですが菌糸ビンに入れて半年、ようやく2本目と3本目の菌糸ビンも食痕が見え始めました。

そして7ヶ月目、8ヵ月目で一気に菌糸ビンの9割を食べつくすほどに幼虫が動き回り始め、そろそろ蛹になるのかなと思って2本目の菌糸ビンではなくマットに移し替えました。

マットに移し替える様子はこちらの動画で紹介しています。

8月25日 マットに移し替え

この時点で体重は9g、9g、7gでした。そして最後まで食痕が出なかった菌糸ビンの子はやはり★になっていました。

マットは産卵1番を使用しています。発酵が比較的浅いマットなのでネパレンシスに向いているのではないかと思い使用しました。

haru

マットに入れてから1匹も★になってないし初令幼虫の時も産卵1番で管理できたのでネパレンシスの飼育にオススメです

2令幼虫~3令幼虫飼育の注意点

低温種と言えど16℃~20℃くらいの温度で管理しないと温度が低すぎると成長が悪くなる

対策

・保温機能の付いたワインセラーを使う

・ワインセラーの中にパネルヒーターを入れる

・保温機能の付いていないワインセラーの外気温を暖房を使って上げることでワインセラーに力を発揮してもらう

haru

やはりネパレンシスの飼育では温度管理が重要ですね

蛹~成虫の飼育方法

8月5日にマットに移してからしばらく実家に帰っていました。

そして9月に実家から帰って見てみると蛹になっていました。

そこで驚きだったのが全頭♀だと思っていたのに1匹♂だったのです。そのせいであるはずの♀の蛹が1匹足りずに謎のめっちゃ小さい♂の蛹があるという状況になりました。

久しぶりすぎてこの小さい♂何?ってなって必死に1日中考えても思い出せず結局ネパレンシスだ!って思い出せたのは次の日でした(笑)

それもそのはず8月の時点で9gが2匹と7gが1匹で1番体重の軽かった7gの幼虫が♂だったのです。

そしてそのまま掘り出すこともなく蛹室で成虫になりました。

掘り出したのは10月下旬、YouTubeで見たい方はこちらの動画でご覧ください。

まず1匹目の♀です。しっかり艶があって可愛い見た目をしています。

haru

最終体重 9g
体長 43㎜

次に2匹目の♀です。とにかくやっぱり何と言っても艶がいいですね~

触り心地もすべすべでした(笑)

haru

最終体重 9g
体長 41㎜

そして最後は1番軽い最終体重7gの可愛らしい♂!完品でピカピカに生まれてきてくれたのが何よりも嬉しいです。

haru

体長は何と44㎜でした(笑)ほとんど♀と変わらない!

♀はちょっとずんぐりむっくりしてる感じだったのでその分幼虫の時の体重が♂よりあったとしても最終的な大きさは負けるのかなという印象です。

見た目は全然国産コクワです(笑)

日本のコクワガタと並べてみました!

やっぱり兄弟にしか見えませんね(笑)ちょっと黒光りする国産コクワみたいな

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最後に

今回はネパールコクワガタ(ネパレンシス)が幼虫~成虫になるまでを紹介しました。

実質カワラ菌糸850㏄の1本で成虫までもっていきましたがサイズを狙わない♀は菌糸ビン1本で成虫にするのも悪くないかもしれません。

やっぱりネパレンシスで注意すべき点は温度です。温度にさえ注意してカワラ菌糸ビンに入れておけば比較的簡単に成虫になってくれます。

これから半年間休眠期間を経て産卵セットを組む予定なので半年後を楽しみにしてくださいね。

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