越冬とはまた少し違う!クワガタの休眠のさせ方!

こんにちは。

ハルです!

今回は冬眠とはまた違うクワガタの休眠について解説します。特に低温種などの休眠期間が長い種類に関しては絶対に知っておくべき内容なので是非ご覧ください。

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目次

休眠とは?

まずは休眠とは何なのかを紹介します。

クワガタ・カブトムシで言う休眠期間とは蛹から成虫になって蛹室から自力で出てくるまで蛹室でじっとしている期間のことを言います。

クワガタ・カブトムシの幼虫を成虫に羽化させたことのある方は分かると思いますが蛹から成虫になってすぐに活動を始めるわけではありません。

そもそも体が成虫の体になりたてなので乾かして固くする必要がありますし、まだ内蔵器官も完全に出来上がっているわけではないのでじっとしておく必要があります。

体が固まったとしても羽化したのが秋なら地上に出ても寒すぎて活動できないのでしばらく休眠してから来年の夏に出てきて活動し始めます。

つまり、休眠期間は体を乾かしたり、自分が外に出る時期を合わせたりする大切な期間なのです。

特に休眠期間が長い種類!

先程説明したようにクワガタやカブトムシは成虫になってから1ヶ月程は蛹室に留まるので多少なりともどの種類でも休眠期間は存在します。

その中でも特に休眠が長い種類がいてその種類を飼育した場合は全然蛹室から出てこないので不安になるかとは思いますが心配しないで見守ってあげてください。

まずは常温で管理している状態で秋に羽化した国産のクワガタです。

先程の章での説明の通り秋に羽化した個体は次の夏が来るまで蛹室で待機するので常温管理して秋に羽化した個体はそのまま蛹室の中で冬を越します。

特に国産ノコギリはその代表的な存在です。

国産ノコギリは秋に羽化する個体と春に羽化する個体がいます。

コクワガタやオオクワガタのように寿命が長い種類は1年のどのタイミングで羽化したとしても寿命が長いのでどこかで♀・♂と出会うことができますが国産ノコギリは寿命が短いので他の個体も多く活動している夏に出て行かないと他の個体に出会うことはできません。

そこで秋に羽化した個体は蛹室の中で体力を温存しつつ次の年の夏に蛹室から出て活動し、春に羽化した個体はそのまま休眠をあまりせずに夏に蛹室から出て活動することで他の個体と出会うことができるのです。

国産ノコギリ

秋に羽化した個体→次の年の夏まで休眠

春に羽化した個体→その年の夏まで休眠

国産ノコギリの休眠のさせ方はシンプルでそのまま蛹室を壊さずにそっとしといてあげてください。

もし蛹室を壊してしまった場合の休眠のさせ方は国産のクワガタを常温で管理している場合は冬眠と同じ対応を取ってあげてください。

温度を年中一定に保っている場合の国産クワガタやカブトムシ全般はそのまま羽化直後の成虫の扱い方をしてあげてください。

羽化直後の成虫の扱い方はこちらの記事で紹介しています。

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クワガタ・カブトムシの休眠方法

常温飼育している状態で秋に羽化した国産クワガタ

休眠方法:そのまま蛹室で来年まで休眠させる(凍らないようにだけ注意)

蛹室を壊してしまった場合はクワガタの冬眠のさせ方で休眠させる

温度を一定に保っている状態で秋に羽化した国産クワガタ・休眠期間が普通の種類(低温種ではない種)・カブトムシ

休眠方法:そのまま蛹室で自力で出てくるまで休眠させる

蛹室を壊してしまった場合は先ほど紹介した羽化したばかりの繊細なクワガタ・カブトムシの扱い方の記事で紹介している方法で管理しましょう

さてこんな感じで国産ノコギリ以外にも休眠期間が長いクワガタはたくさんいます。

今回私が特に紹介したいのはネパールコクワガタ(ネパレンシス)などの外国産のコクワガタなどです。

ネパールコクワガタ・アロークワガタ・ドンキエールコクワガタなどの世界最大級の大きさを誇るこの3種は休眠期間が約半年もかかります。

この3種類以外の外国産コクワガタやレニノコギリなどの外国産ノコギリ、シカクワガタなどのクワガタは休眠期間がかなり長いです。

休眠期間が長い(半年近くある)クワガタ

・秋に羽化した国産クワガタ(国産オオクワガタ・国産コクワクワガタ・国産ヒラタクワガタ・国産ノコギリクワガタ・国産ミヤマクワガタなど)

・外国産コクワガタ(ネパールコクワガタ・アローコクワガタ・ドンキエールコクワガタなど)

・外国産ノコギリクワガタ(レ二ノコギリ・ミラビリスノコギリ・ウムハンギノコギリクワガタなど)

・シカクワガタ(スぺキオススシカクワガタ・ウエストウッディオオシカクワガタなど)

細かく全ての種類をここで紹介することはできないので自分の飼育しているクワガタの休眠期間はGoogleで調べてみるといいと思います。

が調べに行く前に休眠のさせ方を見ましょう。

外国産コクワガタなどの休眠期間が半年近い低温種の休眠のやり方

ここからは休眠のさせ方を紹介します。

外国産のクワガタで休眠期間の長い種類の休眠方法を紹介します。

準備する物

・容器

・水苔(針葉樹チップやマットなどでも代用可能)

・霧吹き

・温度管理をするための温室(ワインセラーなど)

1番準備しにくいのはワインセラーだと思います。

でも休眠以前に低温種を羽化させた後の休眠の段階を紹介している記事なのでワインセラーを既に持っている方も多いとは思いますが念のためワインセラーの選び方を私の知識を全て詰め込んだ記事を載せておきます。

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ワインセラーを購入したら次に容器を用意しましょう。容器は空気穴がいくつか開いている保湿性のある容器なら何でも構いません。

haru

そのまま幼虫を飼っていた時の容器を洗って使用するのがいいかもしれませんね

容器を用意したら次にその容器に水苔(針葉樹チップやマットなどでも代用可能)を入れましょう。容器いっぱいに入れるくらいの気持ちでなるべくたくさん入れてあげましょう。

↑水苔で休眠中のレ二ノコギリクワガタのケース

この時に水苔(針葉樹チップやマットなどでも代用可能)を加水しましょう。加水は水苔が全体的に湿り乾燥している状態に比べて水苔の色が変わるくらいでいいです。

針葉樹チップやマットなどの場合でも全体的に湿るくらいで大丈夫です。

ここまで終わったらいよいよ休眠させるクワガタを投入しましょう

クワガタを投入したら蓋を閉めてワインセラーの中に入れてあげます。この時の温度設定は15℃~17℃程度で大丈夫です。

ここで紹介しているのは休眠期間が半年を超えるような低温種なので10℃を下回ることが無ければ★になることはありません

↑針葉樹チップをプリンカップに入れてワインセラーで管理しているネパールコクワガタ

STEP
必要な物を用意する
STEP
容器に水苔(針葉樹チップやマットなどでも代用可能)を加水してなるべくたくさん入れる
STEP
生体を入れる
STEP
ワインセラーに入れて15℃~17℃程度で管理する
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最後に

今回はクワガタ・カブトムシの休眠方法を紹介しました。低温種などの半年以上休眠期間がある種類を飼育している方はもちろんクワガタ・カブトムシはどんな種類でも多い、少ないはあっても休眠期間は必ずあるものなのでこの記事を参考にしてクワガタ・カブトムシ飼育を楽しんでください。

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