こんにちは。
ハルです!
今回はクワカブ大学生のYouTubeチャンネルの相方である山ちゃんから貰ったパプアキンイロクワガタの産卵セットを組みながらその組み方やポイントを解説します。
パプアキンイロクワガタの基本情報
基本情報
和名:パプアキンイロクワガタ
学名:Lamprima adolphinae
分類:コウチュウ目クワガタムシ科キンイロクワガタ属
分布:ニューギニア
寿命:約半年
飼育温度:23℃~25℃
冬眠:しない
パプアキンイロクワガタは黄色や緑、赤、青などとてもカラフルな色合いのクワガタで体の大きさが丈夫で飼いやすく小さいので飼育スペースも取らないので値段も安くて手軽に入手できるというとにかくお手軽で手の出しやすいクワガタです。
いずれ飼育しようと考えていたのですが今回YouTubeの相方である山ちゃんからクリスマスにパプアキンイロクワガタをもらったので飼育することになりました。
↑もらったクリスマスプレゼント
今回もらったのはパプアキンイロクワガタのマジョーラ血統と呼ばれる血統の個体です。
パプアキンイロクワガタ マジョーラ血統の特徴
見る角度によって色が違って見える
マジョーラ血統は見る角度によって色が違う特徴を持っているのですが今回購入した個体も見る角度によって色が違いました。
YouTubeのサムネに使った画像ですがこれは同じ個体を角度を変えて撮影してみたものです。
右は赤色、左は青色に見えませんか?
中にはどこから見ても色が同じ個体も混じってました。
画像じゃなくて肉眼の方が分かりやすいので是非今から解説する産卵セットの組み方を実践してたくさん羽化させて見比べてみて下さいね。
パプアキンイロクワガタの産卵セットの組み方
ではパプアキンイロクワガタの産卵セットの組み方を紹介していきます。
パプアキンイロクワガタはマットでも産卵木でも産卵するのですが今回はマットでの産卵セットの組み方を紹介します。
産卵セットの組み方はこちらの動画でも解説しているので動画で見たい方は是非こちらの動画でご覧ください。
産卵セットを組むための準備!用意する物とペアリング方法
用意する物
・微粒子マット(産卵1番)
・飼育ケース(クリアスライダーやコバエシャッターの小などの小さいケースで大丈夫)
・エサ(プロゼリーなどの昆虫ゼリー)
・止まり木(私はいつも鉢底ネットで代用しています)
・霧吹き(100均のものでいい)
・成熟した成虫ペア
成虫が成熟しているかどうかはエサを食べ始めたかどうかで判断できます。
その辺について分からないことがある方はこちらの記事をご覧ください。
成虫が成熟したのを確認したら♂と♀を同じケースに入れてペアリングしましょう。ペアリング方法は同じケースで1週間程同居させるだけでいいのですが体が小さいので♂と♀が出会えるように小さいケースで同居させましょう。
ペアリング方法
成熟した♂と♀を小さいケースで1週間程同居させる
ペアリングについて知りたい方はこちらをご覧ください。
産卵セットを組む時のポイント1‐ガス抜き
さて準備が整ったところでいよいよ産卵セットを組んでいくのですがここで忘れてはいけないのがマットのガス抜きです。
ガス抜きのやり方が分からない方はこちらの記事をご覧ください。
ガス抜きをすることでマットの再発酵を防ぐことができ、産卵の成功率をあげることができるので必ずしておきましょう。
再発酵についてはこちらの記事で紹介しています。
ポイント1
ガス抜き
産卵セットを組む時のポイント2‐水分量
産卵セットを組む手順としてはまずマットを加水します。
この時に注意しないといけないのが水分量です。
パプアキンイロクワガタは水分量が多いことを嫌うので水分量は他のクワガタの産卵セットを組む時に比べて少な目にする必要があります。
目安としては手でぎゅっと握った時に形ができるくらいです。
ポイントがいつもは普通に握った時に形ができるくらいと言っているのですが今回は力を入れて握った時に形ができるくらいです。
ポイント2
水分は少な目
産卵セットを組む時のポイント3‐発酵の浅いマットを使用する
そして3つ目のポイントは発酵の浅いマットを使用することです。
マットは発酵が深くなればなるほど色が濃くなる(黒色)になるので発酵が浅い産卵1番(先ほど紹介したマット)は最適です。
とにかく産卵1番は万能なので私はほぼこのマットしか使っていません。
ポイント3
発酵の浅いマットを使用する
産卵セットを組む時のポイント4‐微粒子マットを固詰めする
4つ目のポイントはマットを固詰めすることです。
動画内でこのポイントを話した時に山ちゃんがそんな固く詰めて体の小さいパプキンの♀は潜って行けるのか心配していましたが心配無用です。
野生では朽木に産卵するようなクワガタなので余裕で潜ることができます。
なのでマットを何の心配もせず固詰めする必要があるのですが、この時に普通のマットを固く詰めたところで土の粒が大きいのでいくら頑張ってもどうしても隙間ができてしまいます。
そこで重要なのは土そのものの粒が小さい物を使うことです。
例えば石を頑張って詰めるより砂を詰めた方が隙間は無くなりますよね
そこでオススメなのはやはり産卵1番です。
産卵1番は微粒子マット、つまり1つ1つの粒が小さいということです。
粒が小さければ小さいほど隙間が無くなり固く詰めることができるので産卵1番をさらにふるいにかけて使ってもいいくらいです。
ポイント4
微粒子マットを使ってガチガチに固詰めする
ここまで終わると後は止まり木とゼリー、そして♀を入れて完成です。
産卵に適した温度は23℃~25℃くらいの温度です。
最後に
今回はパプアキンイロクワガタの産卵セットの組み方を紹介しました。
産卵セットのポイント
・ガス抜き
・水分は少な目
・発酵の浅いマットを使用する
・微粒子マットを使ってガチガチに固詰めする
パプアキンイロクワガタはカラフルな色合いのクワガタで体の大きさが丈夫で飼いやすく小さいので飼育スペースも取らないので値段も安くて手軽に入手できるというとにかくお手軽で手の出しやすいクワガタなので是非購入して産卵セットを組んでみて下さい。
割り出しの記事はこちらです。
その続きの幼虫のエサ替えはこちらです。
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