こんにちは。
ハルです!
今回は私が飼育しているパラワンオオヒラタの産卵~成虫までを紹介します。
パラワンオオクワガタのペアリング・産卵セット・割り出し
ペアリングは今回写真を撮っていないのですが購入してから1年間経った個体を使用し、♂・♀共に完全に成熟していたので♂のハサミを縛り、同居させるとすぐにペアリングを成功させることができました。
産卵セットはこの時お小遣いでクワガタを飼育していたのであまり値段の高いマットを購入することができず、ホームセンターで売っているような少し値段の安いマットを使用しました。
少し安めのマットを使用したこと、パラワンの産卵セットを組むことが初めてだったので不安でした。
2019年8月3日 不安でしたが産卵セットを組んでから初めてケースの側面に卵を確認することができました。
2019年8月14日 割り出し!!!!!! 14匹の幼虫を取ることができました。割り出した幼虫はフォーテック様のG-POTという菌糸ビンに入れて管理していました。
割り出した幼虫を飼育!(♀編)
2020年2月22日 菌糸ビンの交換を行いました。♀はもう蛹化寸前でした。羽化寸前の♀は大体体重が10gちょっとになり、この頃になるともう♂と♀の違いが誰が見ても分かるようになります。
2020年3月7日 一匹目が蛹になりました。この幼虫は冬の寒い時期に蛹室を作り始め、1ヵ月以上蛹室の中で蛹になることもなく動かなかったのでかなり不安でしたが無事蛹になることができました。
3日後、観察しやすいように掘り起こしました。本当は掘り起こさない方が良いのですがこの時はどうしても我慢できず掘り起こしてしまいました。
皆さんはクワガタが蛹になってもなるべくそのままにし、掘り起こさないといけない状態になった場合は蛹になってから2週間以上してから掘り起こすようにしましょう。
蛹になってすぐに掘り起こしてしまうとまだ体が完全に固まっていないので蛹の体をへこませてしまうなど、羽化不全やディンプルを引き起こしてしまう可能性があります。
他にも蛹になっているものや前蛹になっている幼虫がいたので掘り出してダイソーで売っている園芸用のオアシスをスプーンでくり抜き、水をしみこませ、その中に蛹を入れました。
2020年3月19日 オアシスに移した個体全員が蛹になりました。
2020年4月23日 一匹目が羽化しました。蛹になってから41日での羽化でした。
↑一番最初に羽化した個体です。
2020年5月28日 ♀が全頭羽化して体も乾いてきたので並べて写真を撮りました。
割り出したパラワンの幼虫を飼育!(♂編)
3月5日 2本目の菌糸ビン交換を行いました。
2020年4月2日 ♂の三回目の菌糸ビン交換をしました。パラワンの♂にしては少し小さいですが、元気にしてくれていたので良かったです。
2020年7月4日 ♂の一匹目が蛹になっていたので観察しやすいように人工蛹室に移し替えました。
2020年7月13日 ♂の幼虫が全て蛹になったので3匹を人工蛹室に入れて並べて写真を撮りました。パラワンの♂は蛹になってから約40日で成虫になります。
2020年8月26日 ♂が全て成虫になったので写真を撮りました。一番左の個体が親です。
最後に
今回はパラワンの飼育状況についてお話しました。パラワンなどの幼虫を飼育していて気になることはこの幼虫が成虫になったらどれくらいの大きさなのかだと思うので参考としてここに蛹の時の体重を載せておきます。
今回のパラワンオオヒラタの♂の蛹と成虫の大きさ
蛹30g→成虫94㎜
蛹31g→成虫96㎜
蛹35g→成虫100㎜
蛹の重さや幼虫の時の体重から成虫になった時のある程度の大きさを予想することができるのでこれからは幼虫の重さも記録していこうと思います。
パラワンオオヒラタの飼育方法に関してはこちらの記事で紹介してします。
この記事で紹介したパラワンの子供の飼育状況はこちらの記事で紹介しています。(この記事の続き)
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