こんにちは。
ハルです!
今回は私がアクアリウム水槽に苔取りのために入れて飼育している熱帯魚である「オトシンクルス」の飼育方法を解説します。
オトシンクルスは初心者でも飼育することができる苔取りの魚として人気の熱帯魚なので是非この記事を読んで飼育してみて下さいね!
この記事を読んで欲しい方
・これから熱帯魚を飼う方
・熱帯魚飼育初心者の方
・オトシンクルスを飼いたいと思っている方、飼い始めた方
初心者にオススメの熱帯魚!オトシンクルスとは?
和名:オトシンクルス
学名:Otocinclus
分類:ナマズ目ロリカリア科ヒポプトポマ亜科
体長:約3㎝
分布:南米
寿命:約3年
価格:約300円
飼育難易度:低い
オトシンクルスは価格も約300円前後と非常に安く、丈夫で飼育しやすいので飼育難易度もかなり低い初心者向けの熱帯魚です。
私も熱帯魚飼育経験0の状態で1番最初に飼育した熱帯魚がオトシンクルスでしたが本当に簡単に飼育することができました
壁や岩に張り付いて苔を食べる姿が本当に可愛いので苔取りの熱帯魚としてすごくオススメです。
よく似た種類がたくさんいる!?オトシンクルスの仲間
オトシンクルスは1種類ではなく複数の近縁種がオトシンクルスとして販売されています。
「vittatus(ヴィッタートゥス)」を中心として「affinis(アフィニシス)」・「vestitus(ヴェスティタス)」などの複数の種類が「並オトシンクルス」として混合されて販売されています。
オトシンクルス・ネグロ(オトシンネグロ)
オトシンクルス・ネグロは「並オトシンクルス」と同様に非常に有名なオトシンクルスです。
他品種よりも色が黒っぽいのでネグロと名付けられました。
「vittatus(ヴィッタートゥス)」などの「並オトシンクルス」よりも丈夫で高温や低温への耐性が高く、繁殖も他の種類に比べて簡単です。
さらに茶ゴケを食べる能力が非常に高いので苔取りの生体として優秀です。
丈夫で飼育しやすいのでオトシンクルスの中でも初心者向けです。
初心者の方は是非オトシンクルス・ネグロを飼育してみて下さい
ゼブラオトシンクルス
ゼブラオトシンクルスは最近輸入され始めた新しい品種のオトシンクルスです。
地味な見た目が多いオトシンクルスの中でこのゼブラオトシンクルスは白と黒の派手な見た目をしています。
輸入量はまだ少なく、あまり流通していません。
タイガーオトシン
最大でも3㎝程度にしかならない小型のオトシンクルスで白と黒のまだら模様が特徴的です。
正確な学名や原産地、飼育方法すらもまだ不明でプロの方でも飼育が難しいので我々が飼育することはまず無いでしょう。
オトシンクルスは他の熱帯魚と混泳可能なのか?
オトシンクルスは穏やかで臆病な性格なので他の熱帯魚と混泳させることもできます。
私はラミノーズテトラやラミーノーズテトラ、ラスボラ・ヘテロモルファ、サイアミーズフライングフォックスと混泳させていますが、喧嘩する様子もありません。
オトシンクルスは臆病なので水槽立ち上げ直後は岩の裏に隠れてなかなか姿を見せてくれませんでしたが、最近では水槽をこっそり覗き込むと元気に苔を食べている姿を見ることができるようになりました。
ただし、極端にオトシンクルスよりも大きい熱帯魚や攻撃的な熱帯魚との混泳はいじめやストレスの原因になってしまうので他の種類の熱帯魚と混泳させる場合は同じくらいのサイズで性格が穏やかな種類を選びましょう
オトシンクルスとの混泳には性格が温和な熱帯魚がオススメ
オトシンクルスを飼うときに必要な物
ここからはオトシンクルスを飼うときに必要な物を順番に見ていきましょう。
オトシンクルスを飼うときに必ず必要な物
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・エアーポンプ
・エサ
この他にもあった方が便利な物などもあるので順番に解説していきます。
【オトシンクルス飼育に必要な物】水槽
「言わなくても分かってるわ!」と思われるかもですがまずは水槽を用意しましょう(笑)
水槽のサイズも30、45、60、90㎝サイズと色々あります。
まずは水槽を置く場所と水槽のサイズを考えましょう。
水槽は水や砂利、土や岩などを入れるのでかなり重たくなってしまいます。
本当に想像以上に重たいので机や棚、靴箱の上などに置くとかなり危険で水槽の重みで歪んだり凹んだりする原因にもなるので水槽のサイズが決まったら水槽台も用意しましょう。
水槽は重くて机や棚に置くと危険なので必ず水槽台を用意する
私のように賃貸物件に住んでいる方はペット禁止の場合や水漏れなどの観点から水槽を置くことが禁止の場合があるので特に注意が必要です。
賃貸物件の場合は入居時や水槽設置前に賃貸借契約書を確認する、大家さんに許可をもらうなどしましょう
私は大学生になって一人暮らしの家に入居する際に水槽を置く許可をもらっていました
水槽のサイズは家の広さや水槽を置く場所の幅などから決める方法の他にも例えば私のようにネオンテトラを飼いたい!など最初から飼いたい熱帯魚が決まっている場合は飼いたい種類や数から水槽のサイズを決めても良いかもしれません。
例えばネオンテトラなどの小型の熱帯魚の場合はネオンテトラ1匹に対して1ℓ以上の水が必要になります。
このように水槽の水量に対して魚の数が多すぎると過密状態になり、水がすぐに汚れてしまったり魚にストレスがかかってしまうので水量や飼育する数にも注意して水槽のサイズを選びましょう。
【オトシンクルス飼育に必要な物】ろ過装置
オトシンクルスの飼育に必要な物2つ目はろ過装置です。
水槽に続く魚を飼育する時の必須アイテムと言っても過言ではないので絶対に用意しましょう。
私はこのろ過装置を使っています。
値段が高いのが難点ですが、その分ろ過能力は非常に高いのでオススメです。
【オトシンクルス飼育に必要な物】ヒーター
オトシンクルスは熱帯魚なのでヒーターが必要です。
冬に水温が下がってしまうとオトシンクルスが病気になる可能性が高くなってしまうのでヒーターも用意しておきましょう。
私はこのヒーターを使っています。
【オトシンクルス飼育に必要な物】エアーポンプ
水槽内に酸素を供給するエアーポンプも魚を飼育する際に非常に重要なアイテムです。
私は最初水槽にエアーポンプを設置していなくて魚たちが酸欠で次々に突然死してしまったことがありました。
酸欠を起こさないためにも絶対に設置しましょう。
私が使っているエアーポンプです。
【オトシンクルス飼育に必要な物】エサ
オトシンクルスは主に苔を食べるので苔が生えていればエサを与える必要はありません。
しかし、水槽立ち上げ直後のような苔が生えていない環境ではオトシンクルスにエサを与える必要があります。
この記事でも解説していますがオトシンクルスは餓死で死んでしまうことがよくあるので注意しましょう。
人工のエサとしてはこのエサがオススメです。
オトシンクルスを飼う手順
オトシンクルスは苔取り要員なのでメインの熱帯魚を入れる前に少し早めに水槽に導入します。
その手順を今から解説します。
先ほど紹介した必須アイテムやその他レイアウトに必要なソイルや岩、水草、照明などのアイテムを準備しましょう。
水槽台と水槽を設置し、レイアウトを完成させましょう。
水槽のレイアウトが完成したら2週間水質を安定させましょう。
この記事で私はオトシンクルスやサイアミーズフライングフォックスなどの苔を食べてくれる魚を入れました。
元気なオトシンクルスの選び方
オトシンクルスは飼育前の準備が非常に重要なのでここまでの入念な準備の最後の仕上げとして元気なオトシンクルスを選びましょう!
オトシンクルスの選び方
・病気の有無
・サイズ
オトシンクルスを選ぶ際に重要なことの1つは病気になっていないかです。
・ヒレがボロボロじゃないか
・白い斑点が無いか
この辺りをチェックしましょう。
次にチェックするべきなのはサイズです。
体の小さいオトシンクルスは体の大きいオトシンクルスよりも体力が無いので飼育難易度が少し上がります。
なので初心者はなるべく大きなサイズのオトシンクルスを選びましょう。
多分何匹か購入する場合お店の人が選んで袋に入れるので自分で選ぶことは難しいのでお店にいるオトシンクルスを全体的にチェックして購入しましょう。
【初心者向け】オトシンクルスの飼い方
オトシンクルスの飼育に必要な物が揃ったらいよいよオトシンクルスの飼い方を解説します。
オトシンクルスに最適な水温
オトシンクルスは熱帯魚なので水温が低いと病気になってしまいます。
オトシンクルスの適切な水温の目安は約20~28℃です。
特に25℃以上にしておくとオトシンクルスの病気感染のリスクを低くすることができます。
水温:オトシンクルスにとって最適な水温は20~28℃
病気のリスクを下げるなら25℃以上で水温を一定に保つ
オトシンクルスに最適な水質
オトシンクルスはpH6.0~8.0程度の弱酸性から中性を好みます。
他の熱帯魚も大体これくらいの水質を好むのでそれほど意識して調節する必要もありません。
日々の水換えをしっかりしておけば大丈夫です
水質:pH6.0~8.0程度の弱酸性から中性までを維持することが理想的
水槽の掃除
基本的にどの熱帯魚も週に1度1/3~1/2程度水換えが必要です。
毎週水換えをするのはかなり大変ですが、水換えをしないと丈夫で飼いやすいオトシンクルスも病気になってしまいます。
丈夫で飼いやすいとは基本的な世話をしていることが前提の話です。
世話をしなくても病気にならないという意味ではないので生き物を育てる以上どんな生き物でも最後までしっかりと世話をするようにしましょう。
水槽の水換えの際に私が使っているアイテムを2つ紹介します。
水換えと同時に砂利やソイルの中の汚れも一緒に掃除することができるのでとてもオススメです。
魚の水換えでカルキ抜きは必須アイテムなので持っておいた方が良いです。
このリバース・リキッドは水道水に含まれるカルキを抜くと同時に苔を生えにくくすることができる優れものです。
要注意!オトシンクルスが罹りやすい病気
オトシンクルスは丈夫で飼いやすく初心者向けの熱帯魚ですが、飼育環境が整っていないと病気になってしまいます。
いくつかオトシンクルスが罹る代表的な病気があるので飼育前に知っておきましょう。
オトシンクルスが罹る代表的な病気
・白点病
ウオノカイセンチュウ(白点虫)という寄生虫が体に寄生することで魚の体表に白い点のようなものが現れ栄養を奪われていき、死んでしまう病気です。
・水カビ病
オトシンクルスの体の表面に白い綿のようなものが付き、それが次第にエラまで広がって呼吸困難で死んでしまう病気です。
最後に
今回はオトシンクルスの飼育方法・飼い方のコツを解説しました。
臆病で昼間は岩の影や水草の陰に隠れていることが多いオトシンクルスですがたまに壁に張り付いて苔を食べる様子は本当に可愛いので是非苔取り要員をどの熱帯魚にするか悩んでいる方はオトシンクルスを購入してみて下さいね。
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