こんにちは。
ハルです!
今回はクワガタの冬眠のさせ方を解説していきます。
無事に冬を越してもらうために何か対策をしないとダメなのはなんとなく分かるけど何をすればいいか分からない方のためにクワガタの冬眠に付いて徹底解説します!
是非最後までご覧下さい。
この記事を読んで欲しい方
・クワガタの冬眠のさせ方を知りたい方
・冬のクワガタの管理方法を知りたい方
・冬眠する種類(オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタなど)を飼育している方
クワガタには冬眠する種類としない種類がいる
クワガタに限らず日本ではどんな生き物でも過酷な冬を越す必要があります。
クワガタの中でも寿命が短い種類は冬を迎える前に交尾をし、卵を残して死んでしまうので幼虫で冬を越します。
ただクワガタの中でも寿命が長い種類は交尾をして卵を産み、産まれた幼虫が冬を越すのは同じですが卵を産んだ成虫たちも死なずにそのまま成虫の姿で冬を越します。
冬眠する種類は大体11月~翌年の3、4、5月頃まで冬眠します
目安として気温が約15℃以下になり始めると冬眠の準備を始めます。
オオクワガタ | ヒラタクワガタ | コクワガタ | ノコギリクワガタ | ミヤマクワガタ | |
成虫の寿命 | 2~3年 | 2~3年 | 2~3年 | 数ヶ月 | 数ヶ月 |
冬眠 | する | する | する | しない | しない |
外国産 | 現地では冬が 無いため冬眠 しないが冬眠 させることは可能 | 現地では冬が 無いため冬眠 しないが冬眠 させることは可能 | 現地では冬が 無いため冬眠 しないが冬眠 させることは可能 | 冬眠しない | 外国産も基本冬眠しない | 外国産も基本
つまり、冬眠させるのは基本的に冬がある地域に生息しているクワガタです(外国産のクワガタは基本年中25℃前後の適温に保ちましょう)
クワガタの冬眠方法
・成虫の寿命が長く成虫の姿で冬眠することが出来る種類→成虫も幼虫も冬眠する
例:国産オオクワガタ、国産ヒラタクワガタ、国産コクワガタなど
オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタは全部ドルクス属(オオクワガタ属)と呼ばれる属のクワガタなのでドルクス属は外国産含め寿命が長いイメージが私の中にあります。
・成虫の寿命が短く、冬を迎える前に成虫が死ぬ種類→幼虫が冬眠する
例:国産ノコギリクワガタ、国産ミヤマクワガタなど
例外として秋に羽化した新成虫がそのまま蛹室で冬眠し、来年出てくるパターンもあります。
この記事ではこの2パターンの冬眠方法をそれぞれ解説します。
オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタなど成虫で冬眠する種類の冬眠方法
まずは成虫で冬眠するオオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタの冬眠のさせ方を解説します。
ドルクス属は上手に冬眠させてしっかり世話をすれば2~3年は生きるので頑張って長生きさせてあげましょう。
自然界では主に朽木などの木の中や土の中に潜って冬眠をしています。
つまり、飼育下でもその環境を再現するだけで大丈夫です。
用意する物
・飼育ケース
・マット
冬眠中のマットに針葉樹マットは使わないようにしましょう。
針葉樹マットはクワガタにとって悪影響を及ぼす可能性があります。※証明された話ではなくあくまでも可能性の話です。
冬の気温でダニが発生することはないので安心して下さい
・水(霧吹き)
・マットと水を混ぜるための衣装ケースやバケツなどの大きい入れ物
入れても入れなくても良い物
・落ち葉や樹皮、朽木など
マットの加水方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
この記事では握った時にボロボロ崩れず、水も染み出さず手の形ができるくらいの水分量がクワガタ飼育において適切な水分量だと解説しています。
↑目安はこれくらいです。
このくらいに水分調節できたら飼育ケースにマットを詰めていきます。
ここで注意する点は普段産卵セットを組む時はマットを手で押し固めて詰めていますが今回は冬眠用の飼育ケースなのでふかふかになるようにマットを詰めておきましょう。
きっちりこれくらいふかふかじゃないとダメってことはないので感覚で大丈夫です
マットはケースの8分目くらいまでを目安に入れましょう。
最後に止まり木と成虫を入れて完成です。(エサは食べないので入れる必要はありません)
落ち葉や樹皮、朽木などの隠れ家はお好みでどうぞ笑
冬の間も温度管理できるなら冬眠させなくても大丈夫
ここまでクワガタの冬眠に関して解説してきましたが絶対に冬眠させなければならないというわけではありません。
中には冬の間ずっと暖房付けてる方やワインセラーなど温度を管理するための機械を持っている方もいると思います。
もし冬の間も温度管理できるなら無理に冬眠させる必要はありません。
ただ国産オオクワ、ヒラタ、コクワを冬眠をさせない場合は本来冬眠していたはずの期間に動き回ることになるのでその分の寿命は必然的に短くなります
ただ総合的に活動できる寿命の長さが変わるわけではないので冬眠させてもさせなくてもどちらでも大丈夫だと思います
ちなみに先ほども少し言いましたが…
冬の間の普段の管理方法!
ここからは飼育ケースに成虫を入れた後の冬の間の管理方法のお話です。
管理と言っても難しいことは何もありません。
冬眠中はエサを食べないので基本的には乾燥したら霧吹きをして放置するだけです。
もし表面より下の層も乾燥した場合は少し多めに加水しましょう。
マットは乾燥しすぎてしまうと水分を吸収しにくい状態になってしまうのでその場合はマットを交換、もしくはしっかりとマットをかき混ぜ加水しましょう。
加水しすぎるとクワガタが凍り付く原因になったり、水没死してしまうので注意
玄関が無理なら雨の当たらない屋外に置いても良いですが絶対に雨にさらされないように注意しましょう!
私は1度外に置いて雨にさらされてしまい、冬眠用の飼育ケースを水没させてしまったことがあります
水没させた時にクワガタを1度ケースから出しましたが既に動かなくなってしまっていました。
ただ念のため暖房の効いた部屋にしばらく放置してみたところ復活したことがありました。
つまり、クワガタが仮死状態になっていたのです。
仮死状態についてもしっかり解説記事を用意したので是非こちらもご覧ください。
部屋に置くと暖房に当たってしまい、クワガタが目を覚ましてしまうので注意しましょう!
メスが卵を産めなくなる!?冬眠中に1番注意すべきは乾燥!!
先ほど冬の管理方法で乾燥したら霧吹きをするだけと解説しましたが乾燥は本当にクワガタにとって良くないのでそれをしっかりと解説しておきます。
乾燥すると起こる1番の問題は突然死です。
乾燥するとクワガタが突然死してしまいます。
大切なクワガタが冬眠中に死んでしまったら本当に悲しいので絶対に乾燥には注意です!
他にも突然死に関してはこちらの記事にまとめているので是非ご覧下さい。
乾燥するとクワガタは水分補給をすることができません。
人間でもそうですが水分補給ができないというのはかなり危険です!
突然死にならずとも確実に寿命が削られてしまいます。
さらに乾燥によって引き起こされる問題はこれだけではありません。
メスの話ですが、乾燥に長い間さらされたメスは卵を産めなくなってしまいます。
正確には卵は産みますがかなりの確率で孵化しない卵になってしまいます。
せっかく冬眠させて来年産卵セットを組もうと思っていても卵が産めなくなってしまっていてはどうしようもありません。
意外と知られていないと思うので注意して下さい。
翌年の3~5月頃に目覚める!目覚めた時の対応方法
さてここからは冬眠から目覚めるタイミングにすることを解説します。
つまり、冬眠から目覚め始めます。
季節で言うと地域にもよりますが大体3~5月くらいです。
この時期になるとクワガタが目覚めていないか気にかけましょう。
そして起きてきたらゼリーを与えて下さい。
注意すべきは少しの期間だけ暖かくなった間に冬が終わったと勘違いして出てくることもあるのでできるだけ気にしてあげて下さい。
見れなければゼリーを置いておくのも良いと思います
ただゼリーを置く場合は1週間に1度は食べてなくても好感してあげて下さい
活動を完全に再開してゼリーを食べ始めたらマットを新しいマットに交換して通常飼育に戻してあげましょう。
目安は5月くらいです。
最後に
今回はクワガタの冬眠方法を解説しました。
クワガタの冬眠は飼育ケースにマットを入れて冬の間放置するだけなのでめっちゃ簡単です!(乾燥には注意)
冬眠する種類は寿命が長いので大切に育ててあげて下さい。
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