クワガタのインブリード・アウトブリードとは?用語解説!

こんにちは。

ハルです!

今回はクワガタのインラインブリード・アウトラインブリードという専門用語を分かりやすく解説しようと思います。

クワガタを飼育し始めたまだ初心者の頃は分からない用語がたくさんあると思います。

このブログではそんな初心者様向けに用語の解説をしたりもしているので是非他の記事もご覧下さい。

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目次

インラインブリードとは?インブリード(近親交配)

インラインブリードとは兄弟などの血の繋がりの近い個体同士を交配させるやり方です。

一般的には近親交配と呼ばれている方法です。

人間だと法律で禁止されているので「え?クワガタ飼育だとそんなことするの?」と思った方もいると思います。

クワガタ飼育ではよく兄弟同士の交配が行われていますが、人間の場合法律で禁止されていることからも分かるように生物的にはあまり良い交配ではありません。

なぜかと言うと遺伝子が似ているので良いところも悪いところも全てが次世代に受け継がれやすくなるのです。

良い特徴が受け継がれるのは良いのですが悪い特徴まで受け継がれてしまうとクワガタは羽化不全や突然死、病弱になったり産卵数が減少したりと様々な問題を抱えてしまいます

詳しいことはこちらの記事で解説してますのでもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。

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インブリードのメリット・デメリット

インブリードのメリットは先ほども少し触れたように良い特徴が受け継がれやすくなるというところです。

逆にデメリットは悪い特徴も受け継がれてしまうところだと思います。

インブリードのメリット

・狙った特徴を次世代に受け継がせることが出来る

・兄弟間で掛け合わせをするので1系統手元にいればいい(何匹も用意する必要がない)

インブリードのデメリット

・近交弱勢が起こる(血が濃くなってしまう)

クワガタ飼育ではF~と言う累代表記が販売の際に書かれており、そのF~の~の部分に入る数字がインブリードされた回数です。

なのでFの後ろに入る数字が大きければ大きいほど近交弱勢の危険性が高いことになります。

累代表記が分からない方はこちらの記事で徹底解説していますので是非ご覧ください。

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アウトラインブリードとは?アウトブリード

アウトラインブリードはインブリードとは違い、兄弟間などの血の繋がりの近い個体と交配するわけではなく自然界のように血の繋がりの遠い個体と交配させる方法です。

つまり1番自然に近く健康的なブリード方法です。

アウトブリードのメリット・デメリット

この自然に近く健康的というのがアウトブリードの1番の魅力とも言えます。

でもその分狙った特徴を次世代に受け継がせることが難しくなります。

アウトブリードのメリット

・近交弱勢が起こらない(血が濃くならない)

アウトブリードのデメリット

・狙った特徴を次世代に受け継がせることが出来ない

・自然界と同じように同じ種類のたくさんの系統のクワガタを用意する必要がある

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最後に

今回はインラインブリード・アウトラインブリードについて紹介しました。

最後まで読んでくださったあなたにはこの2つのブリード方法の意味やメリット・デメリットが分かったと思います。

この3つを見比べると個人的には優秀な個体を生み出す際にはアウトブリードが良く、健康的で自然に近い育て方をしたい時はインブリードかなと思いました。

こんな感じで専門用語の解説やハルの飼育しているクワガタの飼育期もあげているので他の記事も是非ご覧下さい。

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