クワガタの血が濃くなると起こる!?累代障害とは?

こんにちは。

ハルです!

今回はクワガタの血が濃くなると起こる累代障害について解説しようと思います。

クワガタ飼育をしていると血が濃いとか近交弱勢とかインブリードとか…なんか色々累代に関する難しい専門用語が飛び交っていると思います。

そんな難しい専門用語の1つである累代障害について徹底的に解説するので最後まで見て下さい。

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目次

血が濃くなる!?累代障害とは?

クワガタを飼育するときにみんな大きな個体が欲しい、太い個体、綺麗な個体が欲しいと思うはずです。

そうすると大きな個体×大きな個体はやはり大きな個体が生まれやすいです。なのでみんな大きな個体×大きな個体、綺麗な個体×綺麗な個体で交配をさせます。

その時に1番手に入りやすい優秀な個体は同じ親から大量に生まれてくる子供たちですよね。だから兄弟同士で交配させる。

haru

大きなクワカブが欲しい!

haru

この大きな♂と大きな♀の子供は絶対大きいだろ!

たくさんの子供が羽化!

haru

いっぱい羽化した!おっ!この♂と♀大きい!

たくさんの子供の中からまた大きな個体同士を交配させる!(つまり兄弟同士の交配)

また次の世代で同じことを繰り返す

このように同じ♀から取れた兄弟同士で交配させることをインラインブリードと言います。

インラインブリード…同じ♀から取れた個体(兄弟)を交配させること

アウトラインブリード…違う♀から取れた個体を交配させること

インブリード・アウトブリードについてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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インブリードを続けると似たような遺伝子を持った兄弟同士を掛け合わせているのでもちろん良い特徴も100%に近いくらい受け継がれやすくなるのですがその分長い歴史の中で淘汰され、生物の内側に隠れたわずかな有害遺伝子が表に出てくることになります。

その結果羽化してくる個体が♀、もしくは♂に偏る、♀が産卵を全くしない、産卵数が減る、顎が曲がる、羽パカ、体に凹凸が多いなど羽化不全が多くなる、突然死や病気などで★になる個体が増える、見ただけで他の個体と明らかに違うほど普段から弱弱しいなどの問題が発生してしまいます。

このように兄弟間での交配を続けて近交弱勢が起こってしまったことを累代障害と言います。

近交弱勢という難しい用語を使ってしまいましたが分からない方はこちらの記事をご覧ください。

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累代障害によって起こる問題

・羽化してくる個体が♀、もしくは♂に偏る

・♀が産卵を全くしない

・産卵数が減る

・羽パカ、体に凹凸が多いなど羽化不全が多くなる

・突然死や病気などで★になる個体が増える

・見ただけで他の個体と明らかに違うほど普段から弱弱しい

血が濃くなる累代障害を防げ!累代障害の対処法!

累代障害を防ぐための方法は1つしかありません!ここまで読んだ皆さんならもう想像できるのでは?

haru

答えはインブリードをしないことです

インブリードを続けることで隠れていた有害な遺伝子が表に出て悪影響を及ぼすので自然に近いアウトブリードをすることで累代障害を防ぐことができます。

大体インブリードを続けて5世代目(F5以降くらい)で目に見えて影響が出てくると思いますが個人的にはインブリードを始めて2世代~3世代目くらいで既に目に見えていないだけで有害な遺伝子が組み合わさり始めていると思うのでギネス個体を作りたい!ホワイトアイを次世代に受け継ぎたい!など何か事情が無い限りはなるべく血を入れ替えながら飼育することをオススメします。

F5などの累代表記が分からない方はこちらの記事をご覧ください。

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累代障害の対処法

・アウトブリードをする(血の入れ替えをする)

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最後に

今回は血が濃くなり、羽化不全や突然死を引き起こしてしまう累代障害について解説しました。

普段より頭を使う内容で疲れたかもしれませんがクワガタを飼育するうえで知っておいた方が絶対いい内容だったので今日この記事にたどり着いたあなたはかなり勉強熱心だとハルは思うしこの記事で知識もつけれたと思うので自信をもってクワガタ飼育をして下さい!

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