クワガタ・カブトムシに付くダニの予防と対策、駆除方法を解説!人間への害は?ダニはどこから来るのか

こんにちは。

ハルです!

今回はクワガタ・カブトムシを飼育していて必ずと言ってもいいほど悩まされるダニについて徹底的に解説します。

そもそもどこから来るのか?事前にできる対策からわいてしまった後の対応方法、再発防止法までクワガタ・カブトムシのダニに関する全てを解説するので是非最後までご覧下さい。

この記事を読んで欲しい方

・クワガタ・カブトムシでダニに悩まされている方

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目次

クワガタ・カブトムシ飼育で発生するダニは人間に害はあるのか!?

皆さんを安心させるために結論から言うと…

クワガタ・カブトムシ飼育で発生するダニは人間に害を与えることはありません。

ただし、ダニはダニなので死骸などによってハウスダストを起こす可能性はありますし、そもそも気持ち悪いです。

クワガタ・カブトムシ飼育で発生するダニは人間には問題なし

ダニはクワガタ・カブトムシにどんな悪影響を与えるのか

人間には害が無いと言いましたが当然クワガタ・カブトムシにとっては害があります。

ダニは体に付いて体液を吸い取りクワガタ・カブトムシの寿命を減らしてしまいます。

ダニが付いたとしてもクワガタ・カブトムシがすぐに死んでしまうわけではありませんがそれでも大量のダニに体液を吸われ続けるといずれは死んでしまうので対応は必ず取りましょう。

haru

稀にですがクワガタ・カブトムシの呼吸するための気管である気門にダニが入り込み窒息死することもあるようです

私たちには害が無くとも当然クワガタ・カブトムシには悪影響があるので見つけ次第駆除しましょう

そもそもダニはどこから来るの?ダニの侵入経路

多くの人がダニを飼育ケースに招き入れた覚えはないはずです。

ではあの忌まわしきダニたちはどこから来るのか!?

ダニの侵入経路1-マットの中に潜んでいる

1番可能性の高い侵入経路がマットや材、止まり木などです。

マットや材、止まり木などはたとえ新品でもダニやコバエ、線虫などの害虫が紛れ込んでいることがあります。

ダニの侵入経路

・マットや材、止まり木の中に潜んでいる

ダニの侵入経路2-クワガタ・カブトムシの体に付いている

次に可能性があるのはそもそも最初からクワガタ・カブトムシの体に付いていたパターンです。

野生個体はもちろんペットショップで売られている個体にもダニが付いている可能性があります。

ダニの侵入経路

・クワガタ・カブトムシの体に付いている

ダニの侵入経路3-他の飼育ケースから侵入

これは既に他のケースでダニがわいている場合の話です。

クワガタ・カブトムシの飼育ケースには空気穴が開いておりダニのサイズだと出入りできてしまうので他のケースから移ってくる可能性があります。

ダニの侵入経路

・既にダニが発生した他のケースから侵入

ダニを持ち込まないためにまずは侵入経路を徹底的に潰そう!

ダニ対策で最も有効な手段は先ほど紹介した侵入経路を徹底的に潰すことです。

ここからはダニを持ち込まないためのダニの予防方法を解説します。

マットを使う前に天日干しする

マットには新品でもダニが潜んでいる可能性が高いとお話ししました。

まずはそのマットに潜んでいるダニを駆除する方法を解説します。

STEP
マットを袋から出してビニールシートや新聞紙の上に薄く広げる

まずはマットをビニールシートや新聞紙の上に薄く広げましょう。

haru

段ボールの上でも良いですよ
とにかく薄く広げることを意識しましょう。

※この作業は晴れている日にベランダや庭でやりましょう

STEP
マットを天日干しにする

約2~3時間太陽の当たる場所に置いておけばダニを駆除することができます。

※風がある日にこれをやるとマットが飛ばされてしまうので風の無い日にやりましょう。

材や止まり木などもダニが潜んでいる可能性があるので並べて天日干ししておきましょう

マットを冷凍や加熱殺菌する

先ほどの天日干しと同様マット内に潜むダニを駆除する方法としてマットを冷凍する方法や加熱殺菌する方法があります。

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ただし、私はこの2つの方法をそれほどオススメしておりません。

なぜなら冷凍も加熱殺菌も威力が高すぎてクワガタ・カブトムシに良い影響を与えるバクテリアなども殺してしまう可能性が高いからです。

転倒防止の止まり木を人工物にする

クワガタ・カブトムシはよくケース内で転び、起き上がれずに死亡してしまうのでそれを防止するために転倒防止の木を枝などを入れます。

その転倒防止木を他の物に変えてダニの隠れ家を減らす方法です。

私はいつも園芸用の鉢底ネットハサミで切って使用しています。

安いしダニを持ち込む心配もないのでオススメです。

haru

クワガタ・カブトムシの体を傷つけないように羽化直後の個体のケースには入れないようにしましょう。

鉢底ネットの尖っているところはしっかりハサミで切り取り、生体の体が傷つかないようにしましょう

購入の際にダニが付いていない個体を選ぶ

次は生体を購入する際の注意点です。

管理ができていないペットショップやホームセンターでは購入の時から既にダニが付いている可能性があります。

購入の際にお店の方に許可をもらい、ケースを開けてダニが付いていないか確認しましょう。

haru

少しなら良いですが大半の個体にダニが付いているような管理をしているショップではそもそも購入しないことをオススメします

基本的に購入した時に付属するマットは廃棄、購入時に生体が入っていた飼育ケースはしっかりと洗ってから使用することを心掛けましょう

ただし、羽の隙間などに入り込んでいるダニなどは目視で確認できないので購入時点で100%持ち込むことを防ぐことはできません。

マットをダニ除けマットや針葉樹マットに変える

産卵用のマットは変えられませんが成虫飼育のマットはダニ除けマットや針葉樹マットに変えることができます。

例えばこのようなダニ除けマットです。

他にも針葉樹を圧縮したペレットや針葉樹マットもオススメです。

爬虫類用の床材であるハスクチップなどを使う方もいます。

基本的に今紹介したものの中にはヒノキなどに多く含まれているヒノキチオールという成分が含まれています。

ダニはその成分が苦手なので効果があるのですが、ダニに効果があるということはクワガタ・カブトムシにも悪影響を与える可能性があります

針葉樹マットがメスに影響を与えて体内の共生菌の数を減らしてしまい、次世代の幼虫の成長が悪くなる噂もあるので気になる方は使用しない方が良いかもしれません。

市販のクワガタ・カブトムシ用のダニ除けマットなどのダニ除け製品はあまり効果が無かったので正直普通の針葉樹マットで十分です。

haru

私はハムスター用の床材(ウッドマット)を使用しています

定期的に世話をする

結局これが1番大切です。

マットが汚れたら定期的にマットを交換する、餌の食べ残しも掃除する、飼育ケースも定期的に洗うなどなど

とにかく定期的に世話をすることが何よりも重要です。

基本的に成虫飼育のマットは1ヵ月を目安に交換し、その際に飼育ケースも洗いましょう

エサはクワガタ・カブトムシが1~2日程度で食べきれるくらいの量を与えるようにして食べ残しも減らし、衛生的な環境を整えましょう。

ダニがわいた後の対策は?ダニの対処法を解説!

ここからはダニの予防方法ではなく、ダニがわいてしまった後の対処法を解説します。

飼育ケースを洗い、マットを交換する

これが1番確実でオススメです。

ダニがわいたということは飼育ケース内の環境が悪化した証拠です。

1度古いマットを全て捨て飼育ケースを洗い、新しいマットに交換しましょう。

もしマットだけでなく成虫にもダニが付いている場合は新しいマットを私が使用しているウッドマットや針葉樹マットに変えてあげると1週間程でダニが完全に消えます。

ウッドマットや針葉樹マットで飼育すると1週間でダニが消える

体についたダニをブラシで取る

クワガタ・カブトムシの体にダニが付いている時に物理的に我々の力で取り除く方法です。

新品の歯ブラシだとクワガタ・カブトムシの体に傷が付く可能性があるので使用済みの要らなくなった歯ブラシを使用しましょう

やり方としては毎日10~20秒ほど水道から水を少しずつ出しながら体を歯ブラシでこすってあげます。

クワガタ・カブトムシにストレスがかかるので1日10~20秒程にしましょう

クワガタ・カブトムシの体にダニが付いたということはマットにもいる可能性が高いので先ほどの飼育ケース掃除してマットを交換する方法をやはり1番オススメします。

haru

生体にストレスがかかり、完全に取ることは不可能なのでやはりケースの掃除、マット交換が1番です

クワガタ・カブトムシの幼虫にダニが付いてしまった場合

成虫ではなく幼虫に付いてしまった場合がたまにありますがこの場合は基本的にどうしようもありません。

餌がマットなので針葉樹マットに変えることもできず、体が柔らかいのでブラシでこすることもできません。

マットを交換する

幼虫の体に付いたダニを取ることはできないのでせめてマットを交換し清潔な環境に戻してあげましょう。

そうすればダニがいなくなる可能性もわずかにあります。

幼虫にダニが付くとマット交換が最善の方法

マットに木酢液を吹きかける

これは私自身はやったことないのですが有名なダニ対策です。

ダニは木酢液の匂いが嫌いなのでマットに木酢液をかけるとダニがいなくなるそうです。

ただし、クワガタ・カブトムシももちろん木酢液の匂いは嫌いなのでかけすぎると悪影響を与えてしまいます。

恐らくマット交換以外で唯一幼虫にも成虫にも使える方法だと思うので幼虫にダニが付いてしまった時に試してみるのもアリかもしれません。

haru

過去10年の飼育で幼虫にダニが付いたことは1度しかありませんでしたがその時はマットを交換し、それ以外の対処はしない状態でそのまま成虫になりました

クワガタ・カブトムシのダニ対策で絶対にやってはいけないNG行為

飼育ケース内を乾燥させる

ダニは湿気を好むので飼育ケース内が乾燥すれば自然とダニもいなくなります。

なので飼育ケースを通気性の良い物に変える、もしくは飼育ケースの蓋をしばらく開けて内部を乾燥させる方法です。

個人的にはオススメしません。

なぜなら乾燥はクワガタ・カブトムシにとっても悪影響であり、実際に私はこのやり方で何匹か乾燥が原因で突然死してしまったからです。

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乾燥はクワガタ・カブトムシにとって悪影響であることを解説した記事を3記事用意しましたので合わせてご覧ください。

ダニ除けスプレーやバルサンなどを使用する

殺虫剤やダニ除けの薬などはクワガタ・カブトムシにも効果があり、最悪死んでしまうので絶対に使用しないようにしましょう。

クワガタ・カブトムシ用のダニ除けスプレーも売っていますが使ってみても効果があるかあまり分からなかったのでオススメしません。

殺虫剤、ダニ除けスプレーは絶対に使用しない!

最後に

今回はクワガタ・カブトムシ飼育でのダニ対策について解説しました。

ダニはクワガタ・カブトムシに悪影響を与えるしそもそも見た目が不快なので日ごろからの世話をしっかりとしてダニが発生しにくい環境を作るのはもちろんのこと、発生してしまった場合はこの記事を読み返し、しっかりと対策をして下さいね

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