こんにちは。
ハルです!
今回はクワガタは乾燥に弱いという噂は本当かどうかを解説していきます。
そんな噂聞いたことないって方も重要な内容ですので絶対に最後まで見て下さい。
結論から言うとクワガタはとても乾燥に弱いです。
乾燥するとクワガタに何が起こるのか、乾燥させないためには具体的にどうすれば良いのかなど解説します。
この記事を読んで欲しい方
・クワガタを飼育している方全員
・飼育しているクワガタが突然死して悲しい思いをしたくない方
・乾燥対策の具体的な方法を知りたい方
クワガタは乾燥に弱い!乾燥すると起こる悲劇
クワガタが乾燥に弱いのは事実であるというのは冒頭で説明しました。
ここからはクワガタが乾燥状態に晒されるとどんなデメリットが起こるのか解説します。
乾燥するとなぜか符節(足)が取れてしまう!
まず1つ目のデメリットはクワガタの足が取れてしまうことです。
乾燥している状態でクワガタを飼育するとクワガタたちは飼育ケース内をいつも以上に動き回ります。
そして暴れ回った挙句に足が取れてしまいます。
乾燥している場所から逃げようとして動き回っているのかもしれません
乾燥以外の原因でも暴れることはあります。
乾燥すると起こる悲劇
・クワガタの符節が取れてしまう(クワガタの足が取れてしまう)
乾燥は突然死に繋がる危険性がある!
先ほどクワガタは乾燥するとその場所から離れようとして動き回り、符節(足)が取れてしまうと説明しました。
この状態を放置するとなんとクワガタは死んでしまいます。
酷い時は乾燥してから1週間程度で死んでしまうこともあります。
乾燥によって死ぬ個体は基本的に前日までは元気に動き回っていることが多いです。
元気というよりは恐らく命の危険を感じて暴れているのです
突然死は本当に悲しいので未然に防ぎましょう。
乾燥すると起こる悲劇
・クワガタが突然死する
目に見えなくても確実に寿命は縮まっている!
突然死しなかったとしても乾燥に長時間晒されるとクワガタの寿命が縮んでしまう可能性があります。
乾燥状態が死を引き起こすレベルで危険ということは死に至らなかった個体も体にはかなりの負荷がかかったことになります。
私達の目には見えなくともそんなストレスがかかるということは確実に寿命が削られています。
乾燥すると起こる悲劇
・寿命が縮まる
メスが卵を産まなくなる!?乾燥によって起こる悲劇!
次も目に見えない悲劇を紹介します。
それはメスが卵を産まなくなることです。
正確には卵は産みますが孵化率がかなり低くなります。
その理由はクワガタは乾燥すると生き延びるために自分の体液を消費してしまいます。
その時に本来卵を膨らませるために使うはずだった体液も消費してしまうのです。
つまり、乾燥に晒されて体液を消費したメスが産んだ卵はその後膨らむことはなく死んでしまいます。
乾燥すると起こる悲劇
・メスが産んだ卵の孵化率が下がる
もちろん卵も幼虫も蛹も乾燥すれば死んでしまう
成虫が突然死するということは乾燥するともちろん卵も幼虫も蛹も死んでしまいます。
特に卵は乾燥に弱いので注意が必要です!
卵の管理方法はこちらの記事で解説しています。
卵を産んでも死んでしまうので産卵セットを組んだとしてもメスは卵を産みません!
蛹も卵と同じでデリケートなので乾燥には特に弱いです
蛹になる瞬間や羽化の瞬間は特に乾燥していると皮を脱ぐことが出来ずそのまま羽化不全となってしまい最悪死んで死んでしまうので注意しましょう。
乾燥すると起こる悲劇
・産卵セットを組んでもメスが卵を産まない
・卵、幼虫、蛹が死んでしまう
・羽化不全を起こしてしまう
乾燥させないように普段の世話をしっかりと!‐乾燥対策
乾燥がクワガタにとって危険なのは理解してもらえたと思います。
乾燥しないようにするためには普段からしっかりと世話をすることが重要です。
最初にクワガタを飼育ケースに入れる時にマットを加水して水分調節をしておきましょう。
マットの水分調節方法はこちらの記事で解説しています。
最初にしっかりと水分調節をしておけば後は定期的に霧吹きをするだけです。
1番重要なのはこの普段からの定期的な霧吹きです。
重要なことは乾燥させないことなので飼育ケース内が乾燥してきたと感じたら霧吹きをしましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
乾燥しにくいオススメの飼育ケースを紹介!‐乾燥対策2
霧吹きの頻度は飼育ケースの通気性によってもかなり変わってきます。
そこで私が普段使っている保湿性の高い飼育ケースを2つ紹介します。
霧吹きの頻度を減らすことができるオススメの飼育ケースなので是非使ってみて下さいね
1つ目はクリアスライダー、2つ目はコバエシャッターです。
試しに100均のケースも並べて比較表を作ってみました。
クリアスライダー 350円 ラージ:1470円 | コバエシャッター タイニー:350円 ミニ:435円 小:1350円 中:1630円 大:2500円 | 100均の飼育ケース 500円 | |
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成虫飼育 | |||
幼虫飼育 | |||
産卵セット | |||
観察のしやすさ | 全面透明で観察しやすい | 上からは観察できない | 蓋の一部が透明 |
通気性 | |||
保湿性 | 乾燥に注意! | ||
コバエの侵入 | 蓋に新聞紙を挟めば〇 | ||
仕切り | |||
掃除のしやすさ | |||
保管(飼育スペースの確保) | ケースを積み上げることができる | ケースを積み上げることができる | |
サイズ | の2種類 | 通常サイズとラージタイニー・ミニ・小・中・大の5種類 | 百均ごとにたくさんある |
脱走の心配 | 脱走防止のロック付き |
クリアスライダーもコバエシャッターも専門店のプロの方が使う飼育ケースなのでどちらを購入しても間違いはありません!
私はずっとクリアスライダーを愛用しています
クリアスライダー購入はこちらから!
コバエシャッター購入はこちらから
飼育ケースの選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。
冬眠中は特に乾燥に注意!冬は乾燥に気を付けるべき季節
特に1番乾燥に気をつけるべき季節は冬です!
クワガタの冬眠中は霧吹き以外世話が必要ないのでつい忘れてしまいがちです。
しかし、霧吹きを忘れてしまうと先程紹介した悲劇が起こってしまうので注意して下さい。
個人的には霧吹きの頻度を減らせるクリアスライダーやコバエシャッターで飼育するのをオススメします。
冬眠に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
夏は逆に乾燥させた方が良いかも?乾燥させた方が良い状況
ここまで散々乾燥は危険とお話ししましたが乾燥させた方が良い状況も存在します。
それは気温が高い時にクリアスライダーやコバエシャッターなどの保湿性の高い飼育ケースで飼育している時です。
気温が高い(30℃以上)時はただでさえクワガタにとって危険な状況
そんな時にさらに湿度も上げてしまうと飼育ケース内が高温多湿となってしまい、クワガタにトドメを刺してしまうことになります。
難しい場合は通気性の良いケースで飼育するもしくはケース内が蒸れないように水分量を調節しましょう。
目安としてケースの内側が曇っているとかなり危険な状態です。
最後に
今回はクワガタにとって乾燥がどれほど危険な状態か解説しました。
この記事は本当にクワガタ飼育者全員必見レベルで重要な内容でした。
ここまで読んで下さった方はもう乾燥対策はバッチリだと思います。
突然死など悲しい思いをしないためにも何度も読み返して頭に叩き込んで一緒に楽しく飼育していきましょう!
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