アローコクワガタの産卵セットの組み方解説!菌糸産卵のポイント

こんにちは。

ハルです!

今回はアローコクワガタの産卵セットの組み方と注意点やポイントを解説します。

アローコクワガタは少し上級者向けのクワガタなので抑えるべきポイントはいつもより多いです!

最後まで脱落せずについてきてくださいね!

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目次

アローコクワガタは半年休眠させないと卵を産まない!?

産卵セットを組む前にも重要なポイントがたくさんあるので確実に卵を産ませるために解説します!

まずアローコクワガタは他のクワガタに比べて羽化後の休眠期間が異常に長いです。

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休眠中は後食前なのでまだエサを食べません

一般的にクワガタは羽化してから約1ヶ月近くは蛹室に留まって体を乾かしたり内臓が完成するまで休む休眠期間があります。

アローコクワガタはその休眠期間が半年間もあります

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休眠の方法はこちらの記事で解説してます。

アローコクワガタはしっかりと半年間休眠させた個体同士じゃないと交尾してくれないのでしっかりとワインセラーの中で半年間休眠させてからペアリングしましょう。

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温度はワインセラーで15℃~18℃程度で管理

アローコクワガタは羽化後半年間ワインセラーで休眠させてからペアリングさせる

用意するのはカワラ菌糸!

次は産卵セットに必要な物の解説です。

通常クワガタの産卵セットはマットのみで組む産卵セット、マットと産卵木で組む産卵セットの2種類が多いです。

しかし、アローコクワガタは産卵セットに直接幼虫飼育に使う菌糸を使う菌床産卵という方法で産卵させます

クワガタ飼育で使う菌糸は主に2種類あり、多くの種類はオオヒラタケの菌糸を使用しますがアローコクワガタはカワラ菌糸を使います

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オススメは神長きのこ園さんのルカディアか大夢のカワラ菌糸瓶です

菌糸ビンのサイズは1400CCなどの1500CC前後の物を選びましょう。

アローコクワガタの産卵に使う菌糸ビンはカワラ菌糸ビン

菌糸ビンのサイズは1500CC前後

もちろん菌糸ビンではなく菌糸ブロックなど他の形の物でもOK

ただのカワラ菌糸では産まない!

ここでさらにもう1つポイントがあります。

新品のかわら菌糸を用意してもアローコクワガタは卵をあまり産みません

アローコクワガタは劣化した少し古い菌糸を好みます

ただ、劣化した菌糸瓶を販売するような悪質なメーカーはないはず?なので購入してからしばらく家で保管して劣化させる必要があります。

カワラ菌糸瓶を購入してから最低1ヶ月間は常温で放置しましょう

私のオススメはアローコクワガタが羽化したタイミングで菌糸瓶を購入しておき、半年間の休眠期間に菌糸瓶も同時に半年劣化させる方法です。

この方法だとアローコクワガタの休眠が終わると同時にすぐに産卵セットを組むことができます。

もちろん休眠が終わったアローコクワガタを購入した場合はこの方法は使えないので菌糸瓶を1ヶ月劣化させてから産卵セットを組みましょう。

アローコクワガタの産卵に使用する菌糸ビンは最低1ヶ月は常温で放置して劣化させる

オススメの方法

1.アローコクワガタ羽化と同時にカワラ菌糸ビン購入

2.アローコクワガタは羽化後半年間休眠、購入したカワラ菌糸ビンはそのまま半年間常温で劣化させる

3.半年後ブリード開始!

アローコクワガタのペアリング

まずは休眠させていたアローコクワガタをペアリングさせましょう。

この時に私はいつもワインセラーから出して温度を23℃〜25℃まで上げてペアリングさせています

理由は温度を上げることで目を覚まさせ、メスの産卵のスイッチを入れています

ただ、これはまだ温度を上げた方が産卵する気がするという個人的な意見です。

アローコクワガタは休眠後23~25℃まで温度を上げてペアリングさせた方が産卵するかも?

まだ実験中…

haru

ペアリングの方法は同居ペアリングです

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実際にペアリングさせた時の記事もあるので是非こちらもご覧下さい。

ペアリングが終わったら1週間程高タンパクゼリーを食べさせてから産卵セットを組みましょう!

ペアリング後は1週間程高タンパクゼリーを食べさせる

アローコクワガタの産卵セットの組み方

ここまでの準備を整えてようやくアローコクワガタの産卵セットを組むことができます。

STEP
準備物を用意する

準備物

・飼育ケース

・床材

・劣化させたカワラ菌糸ビン

飼育ケースはカワラ菌糸ビンが横に入るくらいの大きさで保湿性も高いクリアスライダー ラージをオススメします。

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横向きに置く菌糸ビンが転がらないように安定させる、菌糸ビンから出てきたメスが休める場所の確保のためなので床材は針葉樹マットでも普通のマットでも大丈夫です。

菌糸ビンは先ほど解説した通り劣化させたカワラ菌糸ビンを使いましょう。

STEP
飼育ケースに床材と菌糸ビンを入れる

飼育ケースに床材を薄く入れて水分調節をしましょう。

菌糸ビンはメスの頭が入る程度に穴を開けてから横向きに入れましょう。

先ほど開けた穴の中にメスを入れましょう!

最後に念のためメスが出てきた時用のゼリーと転倒防止材を入れて完成です。

温度は18~23度前後で管理しましょう

産卵セットの組み方自体は菌糸ビンに穴を開けてメスを入れ、飼育ケースに入れるだけなのでとても簡単です。

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最後に

今回はアローコクワガタの産卵セットの組み方を解説しました。

アローコクワガタは少し難易度高めのクワガタなので難しいですが抑えるべきポイントをしっかり抑えて挑戦しましょう!

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