こんにちは。
ハルです!
今回はクワガタ・カブトムシ飼育で発生する線虫の予防と対策、駆除方法を解説しました。
線虫と言われてもピンとこない人もいるかもしれませんが、マットにわく白いにょろにょろの謎の虫みたいなヤツのことです。
悩んでいる方も多いと思うのでこの記事を最後まで読み、対策を頭に叩き込んでください!
この記事を読んで欲しい方
・クワガタ・カブトムシで線虫(白いにょろにょろのヤツ)に悩まされている方
線虫とは?
線虫のことを知らない人も多いと思うのでここで解説します。
基本的に小さくて無色透明なので肉眼では見えないのですがクワガタ・カブトムシ飼育で見かける線虫はなぜか肉眼で普通に見えるサイズで白色のもいます。
世界中の至るところに生息していて種類が多すぎるので未だに何種類ほど地球上に生息しているのか分かっていないレベルです。
土壌中や海洋中に存在しており、クワガタ・カブトムシが生息している森の土などにも莫大な数の線虫が生息しています。
種類が莫大で研究もまだそんなに進んでいないのでもしかしたらクワガタ・カブトムシ飼育でわく線虫は少し大型の種類なのかもしれません
土を扱う趣味なので発生するのは仕方がないのですが見えてしまうとやはり気持ち悪いです。
線虫は人間に害はあるのか!?
基本的に線虫は人間に害はないと思います。
強いて言えば…というか強いて言わなくても害は気持ち悪いことです!
線虫はマットに住み着くので飼育ケースから出てきません。
なので部屋に解き放たれる心配もないのですがとにかく気持ち悪いので駆除しましょう!
線虫はクワガタ・カブトムシにどんな悪影響を与えるのか
人間には害が無いと言いましたがクワガタ・カブトムシにとっては害がある可能性があります。
線虫はマットの栄養分を奪い取ってしまうので幼虫にかなり悪影響が出ます。
発生した線虫の種類を特定できないとどんな影響を与えるのか分かりませんが動物に寄生するタイプや細菌を食べてしまう種類もおり、クワガタ・カブトムシに悪影響を与える可能性があります。
線虫が与える影響
・マットの影響化を下げる
・幼虫を弱らせる
そもそも線虫はどこから来るの?線虫の侵入経路
ここからは線虫はどこから入ってくるのかを解説します。
結論から言うとマットに住み着く生き物ですから当然最初に購入したマットや成虫、幼虫を購入した際に入っていたマットに潜んでいます。
開封してから確認した時にいなくても卵があり、条件が整うと孵化して増えていく可能性もあります。
その条件ですが、飼育ケース内がジメジメする、つまり湿度が高くなった時に発生している気がするので飼育ケース内の湿度は一定に保つ必要があります。
線虫の侵入経路
・購入した新品のマット
・成虫、幼虫を購入した際に入っていたマット
クリアスライダーやコバエシャッターなどの飼育ケースは湿度を一定に保つことができるのでオススメです。
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線虫を持ち込まないためにまずは侵入経路を潰そう!
線虫は土の中には当たり前のようにいる存在なので完全に発生させないようにするのは不可能に近いです。
でも発生させないように予防する方法は解説しておきます。
マットを使う前に天日干しする
まずはマットをビニールシートや新聞紙の上に薄く広げましょう。
段ボールの上でも良いですよ
とにかく薄く広げることを意識しましょう。
※この作業は晴れている日にベランダや庭でやりましょう
約2~3時間太陽の当たる場所に置いておけば線虫を駆除することができます。
※風がある日にこれをやるとマットが飛ばされてしまうので風の無い日にやりましょう。
マットを冷凍や加熱殺菌する
先ほどの天日干しと同様マット内に潜む線虫を駆除する方法としてマットを冷凍する方法や加熱殺菌する方法があります。
ただし、私はこの2つの方法をそれほどオススメしておりません。
なぜなら冷凍も加熱殺菌も威力が高すぎてクワガタ・カブトムシに良い影響を与えるバクテリアなども殺してしまう可能性が高いからです。
マットを針葉樹マットなどに変える
産卵用のマットや幼虫のマットは変えられませんが成虫飼育のマットは針葉樹マットに変えることができます。
針葉樹を圧縮したペレットや針葉樹マットがオススメです。
爬虫類用の床材であるハスクチップなどを使う方もいます。
基本的に今紹介したものの中には針葉樹に含まれているヒノキチオールという成分が含まれています。
針葉樹マットに含まれているヒノキチオールはクワガタ・カブトムシにも悪影響を与える可能性があります
針葉樹マットがメスに影響を与えて体内の共生菌の数を減らしてしまい、次世代の幼虫の成長が悪くなる噂もあるので気になる方は使用しない方が良いかもしれません。
私はハムスター用の床材(ウッドマット)を使用しています
定期的に世話をする(定期的にマット交換をする)
結局これが1番大切です。
幼虫のマットは基本的に3ヵ月に1回のペースで交換するようにしましょう。
マットの交換が遅れると…
・マットの劣化
・線虫、ダニ、コバエなどの害虫の発生
・エサが無くなったことで幼虫の体重減少
などなど様々な問題が起こります。
マット交換は飼育日記などをご覧下さい
皆さんの要望があればマット交換で1記事書くかもしれません…
コバエやダニの対策はこちらの記事で解説しています。
線虫がわいた後の対策は?線虫の対処法を解説!
ここからは線虫の予防方法ではなく、線虫がわいてしまった後の対処法を解説します。
飼育ケースを洗い、マットを交換する
一応線虫が発生したマットを先ほど紹介したように冷凍や加熱殺菌することで線虫を駆除することは可能ですが先ほども言った通りあまりオススメはしません。
私のオススメは発生したマットを全て処分して新しいマットに交換することです。
1度古いマットを全て捨て飼育ケースを洗い、新しいマットに交換しましょう。
線虫を駆除する方法はマット交換が1番です
ただ注意点としては
線虫が発生したとしても蛹になる時期などの場合はマットを交換しない方が良い場合もあります
クワガタ・カブトムシの線虫対策で絶対にやってはいけないNG行為
飼育ケース内を乾燥させる
線虫は湿気を好むので飼育ケース内が乾燥すれば自然と線虫も数が減ります。
なので飼育ケースを通気性の良い物に変える、もしくは飼育ケースの蓋をしばらく開けて内部を乾燥させる方法です。
個人的にはオススメしません。
なぜなら乾燥はクワガタ・カブトムシにとっても悪影響であり、実際に私はこのやり方で何匹か乾燥が原因で突然死してしまったからです。
乾燥はクワガタ・カブトムシにとって悪影響であることを解説した記事を3記事用意しましたので合わせてご覧ください。
殺虫剤などを使用する
殺虫剤や薬などはクワガタ・カブトムシにも効果があり、最悪死んでしまうので絶対に使用しないようにしましょう。
殺虫剤絶対に使用しない!
最後に
今回はクワガタ・カブトムシ飼育での線虫対策について解説しました。
ダニはクワガタ・カブトムシに悪影響を与えるしそもそも見た目が不快なので日ごろからの世話をしっかりとして線虫が発生しにくい環境を作るのはもちろんのこと、発生してしまった場合はこの記事を読み返し、しっかりと対策をして下さいね
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