こんにちは。
ハルです!
今回はクワガタ・カブトムシ飼育で発生する青カビが生える原因と対処法、クワガタ・カブトムシや人間への影響や対策も解説しました。
青色のカビが生えて困っている方は是非参考にして下さいね。
カビについてはこちらの記事でもまとめて解説しています。
・青カビが生える原因や対策が知りたい方
・既に青カビが生えて困っている方
・青カビの影響を知りたい方
青カビとは?なぜ生えるのか発生する原因を解説!
青カビと聞いて思い浮かぶことは何でしょうか。
世界初の抗生物質として有名であるペニシリンやみかん・パン・餅などの食べ物に生える青色のカビ、家などで湿気の多い部分に生える青色のカビなど色々思い浮かぶと思います。
青カビは種類も多く、今回解説するクワガタ・カブトムシ飼育だけでなく空気中や先ほど挙げた物など様々な場所に存在している身近なカビです。
青カビ
分類:青カビ属
学名:Penicilium
種類:300種類以上
常に空気中に胞子が飛散しているので生えてしまうのは仕方がないのですが主に3つの条件が整うと青カビは爆発的に発生してしまいます。
・湿度70%以上(80%を超えると爆発的に増殖)
・温度15℃~30℃(25℃~28℃が最も活発)
・養分
青カビの発生原因はこれら3つの条件がそろうことです
青カビは湿気が大好きです
青カビが生えないように予防する方法
青カビが発生するのを予防するためには先ほどの3つの条件が1つでも揃わないようにすることが重要です。
ただ、実はこれらの条件は全てクワガタ・カブトムシの飼育にも最適な条件なのです。
・湿度70%以上(80%を超えると爆発的に増殖)
クワガタ・カブトムシは乾燥に弱く湿気を好む
・温度15℃~30℃(25℃~28℃が最も活発)
クワガタ・カブトムシ飼育で最適な温度は25℃前後
・養分
クワガタ・カブトムシの成長に必要
この記事でも解説していますがクワガタ・カブトムシは乾燥にとても弱いです。
なので青カビを対策するためにはクワガタ・カブトムシは死なないけどカビも生えないぐらいの湿度に調節する必要があります。
多湿にならないようにするうえで重要なことはいくつかあるのでここに関連する記事をまとめて載せておきます!
青カビはクワガタ・カブトムシや我々人間に悪影響を及ぼすのか!?
さて青カビの発生原因と予防方法を合わせて解説しましたが、そもそも青カビはクワガタ・カブトムシや我々人にとって何か影響を及ぼすのでしょうか?
答えは基本的にクワガタ・カブトムシにも悪影響を与えることはありません。
私自身青カビがクワガタ・カブトムシに影響を与えたところは見たことがありません。
基本的に人間にも悪影響を与えることはありません。
ただし、胞子を吸い込みすぎるとアレルギー反応や感染症を起こす可能性があります。
青カビの影響
・クワガタ・カブトムシには基本的に影響はない
・人間にも基本的に影響はないが胞子を吸い込みすぎると感染症やアレルギー反応を起こす可能性がある
人間が胞子を吸い込みすぎると悪影響が出るのであればクワガタ・カブトムシにも悪影響が出る可能性は十分にあるので予防をしっかりして発生しないように注意しましょう。
もし青カビが生えてしまったら?青カビが生えた時の対処法
どれだけ注意していたとしても条件が揃えば青カビは生えてしまいます。
人間に悪影響を与える可能性がある物を放置しておくわけにはいかないので生えてしまった場合の対処法を状況別に解説していきます。
ゼリーに青カビが生えてしまった場合
ゼリーを3日ほど放置してしまうとカビが生えてしまうことが良くあります。
こちらの記事で解説していますがそもそもカビが生えないように3日以内にゼリーは残っていたとしても交換するようにしましょう。
ゼリーにカビが生えてしまった場合はそのゼリーは廃棄して新しいゼリーを入れましょう!
ゼリーに青カビが生えた場合
・ゼリーは廃棄し、新しいものを入れる
マットに青カビが生えてしまった場合
幼虫飼育や成虫飼育でマットに青カビが生えてしまうこともあります。
その場合は生えているところを周辺のマットごと取り除き、処分しましょう。
もし飼育ケース全体に青カビが発生している場合は水分量を減らすもしくは飼育ケースを洗い、マットを交換しましょう。
マットに青カビが生えてしまった場合
・青カビが生えた部分を処分する
・ケース全体に青カビが生えた場合は湿度を下げるもしくはマットを交換する
冬眠中はまた対応が変わるので冬眠中にカビが生えた場合はこちらの記事を参考にして下さい。
産卵木に青カビが生えた場合
産卵木は水をしみ込ませる関係上クワガタ飼育で最も青カビが生えやすいです。
産卵木を入れるとほぼ間違いなく青カビが生えます
産卵木を取り除いて殺菌したり、新しい物に交換したとしてもまた青カビが生えてくる可能性が高いので産卵木に青カビが生えた場合は2週間程様子を見ることをオススメします。
2週間程様子見する理由は産卵木に生える青カビはメスが産卵を開始するか時間が経ち、産卵木の水分量が減ってくることで自然と消えていくからです。
青カビが2週間経っても全く減らない場合
・産卵木の水分量が多すぎる
・メスが全く産卵行動をしていない
この場合は産卵木の水分量を減らす、もしくは新しい物に交換するなど対策をとりましょう。
産卵木に青カビが生えた場合
・青カビが消えるまで待つ
もちろん気になる場合は表面の青カビを取れる範囲でティッシュなどを使ってふき取っても良いと思います。
エサ皿や止まり木に青カビが生えた場合
エサ皿や止まり木に青カビが生えてしまった場合は取り除いてしっかりと洗い、天日干しをして乾かしてから飼育ケースに戻すようにしましょう。
エサ皿や止まり木に青カビが生えた場合
・取り除いて洗い、天日干しをしてしっかりと乾かす
カビが生えない止まり木を使うのもオススメです。
菌糸ビンに青カビが生えてしまった場合
幼虫を飼育していると菌糸ビンに青カビが生えてしまうことがあります。
菌糸ビンは本来菌で覆われているため青カビが生えにくいのですが青カビが生えるということは菌糸ビンの菌糸が弱っている可能性が高いです。
もしくは自分で菌糸ビンを1から詰めて作った場合は雑菌が混ざってしまった可能性が高いです。
どちらにしろ、菌糸が弱ったところに雑菌が侵入してしまっているので良い状態ではありません。
菌糸ビンに青カビが生えてしまった場合
酷い状態→菌糸ビンを交換
表面など一部分だけ→その部分だけ削れるなら削り取る
削り取ることが難しければそのまま飼育
このように対応すると良いと思います。
ただし、大型個体を出したいのであれば青カビが生える時点で状態の良い菌糸ビンとは言えず、サイズが小さくなる可能性があるので交換することをオススメします。
既に蛹室を作っているもしくは作り始めている場合は交換せずそのまま羽化するまで様子を見ましょう
あまりにも酷ければ人工蛹室に移しても構いません
卵の管理、新成虫の管理中にカビが生えた場合
卵や新成虫の管理には私はよく湿らせたティッシュを使います。
これらのティッシュに青カビが生えることがありますがその場合はすぐにティッシュを新しいものに交換しましょう!
特に卵にとってカビは絶対に良くないのですぐに交換です!
卵の管理、新成虫の管理中にカビが生えた場合
・すぐにティッシュを交換する
最後に
今回はクワガタ・カブトムシ飼育で発生する青カビに付いて解説しました。
青カビはアレルギーなど人間に影響を与える可能性もあり、見ていて気持ちのいい物でもないので生えないように予防をして実際に生えてしまったら対処しましょう!
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